派手さはなくてもドルトムントの中盤に欠かせぬ男 不在となって改めて感じるダフートの大切さ

ドルトムントの中盤に不可欠な存在となっているダフート photo/Getty Images

ケルン戦では不在を痛感させられることに

やはりドルトムントの中盤において、彼の存在はもう必要不可欠なのかもしれない。現地時間20日に行われたブンデスリーガ第27節でケルン相手に1-1のドロー決着となったドルトムントを見て、そんなことを感じたファンも少なくなかったことだろう。

その“彼”とは、この試合を累積警告による出場停止で欠場したMFマフムド・ダフートだ。数年前までは控えに甘んじていた男だが、ここ数年の同選手はドルトムントの中盤で大きな存在感を放っている。カウンター時には常に味方のサポートをするために前線へ飛び出し、セカンドボールの回収もお手のもの。そして何より、ビルドアップ時に相手のプレスを無効化する華麗なターンは多くのファンを魅了しているはずだ。決して華やかなプレイスタイルではないものの、彼は気の利いたプレイで昨今のドルトムントを支える存在となっている。

それだけに、ダフートが不在となったケルン戦でドルトムントは苦戦。相手のロングボールを跳ね返した後にセカンドボールを抑えることができず、そこから再び相手の攻撃に晒されるというシーンは何度か見られた。普段は主にダフートが行っている役割のはずで、この試合がドロー決着となった要因のひとつとして彼の欠場は挙げることができるだろう。
不在となって改めて感じるダフートの大切さ。彼のような選手は欠かせないだけに、夏の移籍市場におけるドルトムントはダフートの代役となれるだけのMFを確保したいところかもしれない。

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