ファーディナンドが指摘するマグワイアの弱点 クラブはCB補強に備えて実力者2名をリストアップ

今季は昨季のようにいかないマグワイア photo/Getty images

パフォーマンスが戻ればよいが

リーグ下位のワトフォードに引き分けるなど、ここ最近は勝ち点を落とすことが続いているマンチェスター・ユナイテッド。現状ではリーグ4位だが、週明けにはマンチェスター・シティとのダービーが、翌週はトッテナム、その次の週にはリヴァプールとの対戦が予定されており、ここで負けが続けば大きく順位は下がることになる。

得点の奪えない攻撃陣には奮起してもらう必要はあるが、守備陣も改革を起こさなければ厳しい。勝ち点を落としてしまったバーンリー戦やサウサンプトン戦は先制してから追いつかれており、守り切れば勝ち点3を獲得できていた。

「私が素早いアタッカーであるなら、ハリー・マグワイアのいる場所でボールを要求するでしょう。彼のスピードのなさは弱点であり、フィルジル・ファン・ダイクなら問題ありません」

英『Daily Mail』では、ユナイテッドのOBであるリオ・ファーディナンド氏がマグワイアにダメ出しを行っている。昨季はイングランド代表でもスタメンを張るなど、パフォーマンスレベルの高かったマグワイアだが、今季は疲労が溜まっているのかイージーミスが散見されている。1-1で引き分けたセインツ戦では簡単に裏を取られており、昨季の頼りがいのあるキャプテンの姿はない。特にディフェンスラインの裏にボールが出た場合の対策は必須であり、守護神のダビド・デ・ヘアやコンビとなるラファエル・ヴァランとの連携を深めたい。

そんなキャプテンの不調もあってか、英『manchester evening news』ではアントニオ・リュディガーが、英『90min』ではマヌエル・アカンジが今後の獲得候補としてリストアップされていると報じられている。リュディガーは今季でチェルシーとの契約が切れることになっており、ラルフ・ラングニックは以前から彼を評価していたようだ。アカンジは所属クラブであるボルシア・ドルトムントとの契約延長をまだ行っておらず、移籍の話が出てきた。ヴァランを獲得した夏にも興味を示していたようで、来夏にアタックする可能性はある。

ストライカーにボランチ、さらにはセンターバックの補強と来夏は大忙しな赤い悪魔。マグワイアが昨季の状態に戻ればよいが、今後の復調に期待したい。

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