日程的にはシティが有利も、リヴァプールの勢いは危険だ 再開したプレミアタイトルレースの行方

マンチェスター・シティがトッテナムに敗れたことでタイトルレースが再開された photo/Getty Images

終盤になって面白くなってきた

20日に行われたマンチェスター・シティ対トッテナムの一戦は3-2でスパーズが勝利を収めている。

この結果が順位表に反映されてもシティは首位のままだが、2位リヴァプールとの勝ち点差は6ポイントに縮まってしまった。リヴァプールは未消化試合を一つ残しており、ミッドウィークのリーズ戦に勝利すれば、試合数はシティと並ぶことになる。そこで白星を挙げれば勝ち点3が加算され、さらに差は3ポイントにまで縮まる。

「プレミアのタイトルレースが再開した」

英『talk SPORT』にこのようなコメントを残したのは元リヴァプールのジェイミー・キャラガーだ。リヴァプールのレジェンドは依然シティがタイトルレースではリードしているが、古巣にもまだチャンスはあると話している。

一時は12ポイントの差があったプレミアのタイトルだが、シティがサウサンプトンに引き分け、スパーズに敗れたことで徐々に差が縮まってきた。4月9日には直接対決が予定されており、そこでまで互いに全勝でいったとしてもリヴァプールが勝つことになれば差はゼロポイントになる。

今後の日程でいえばシティが少し有利か。カラバオカップは既に敗退しており、プレミア、FAカップ、CLの3つを戦うことになっている。プレミアでは残り12試合となっているが対BIG6はマンチェスター・ユナイテッドとリヴァプールのみだ。怪我人は前線のガブリエウ・ジェズスとジャック・グリーリッシュの2人であり、彼らが復帰すればベストなスカッドで戦うことができる。

リヴァプールはカラバオカップの決勝戦を残しており、プレミアでは対BIG6がアーセナル、ユナイテッド、シティ、スパーズと4つも残っている。さらに前線ではロベルト・フィルミーノとディオゴ・ジョタが怪我をしてしまった。新加入のルイス・ディアスが即フィットしたのは嬉しい誤算であり、彼が前線をけん引してくれるか。

シティが敗れたことで再開することになったプレミアのタイトル争い。英『Squawka』が報じたオッズではまだまだシティが優勢だが、リヴァプールがここから逆転するシナリオはあるのだろうか。

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