191cmのサイズに“35.62km/h”のスピード ユーヴェが加えた大型MFザカリアへの注目

ユヴェントスが加えたザカリア photo/Getty Images

ヴラホビッチとともに後半戦のカギ握る

いざ5位からの巻き返しへ。ユヴェントスは反撃に転じるべく今冬にFWドゥシャン・ヴラホビッチ、MFデニス・ザカリアと実力者を2枚獲得した。

注目は7000万ユーロとされる高額な移籍金で加えたヴラホビッチに集まっているが、スイス代表の潰し屋ザカリアも見逃せない。ボルシアMGで長くプレイしてきた25歳のザカリアには中盤の守備を引き締める役割が求められ、ヴラホビッチとともにセンターラインがしっかり機能すれば大きい。

ザカリアの場合は基本的に中盤の底で相手の攻撃の芽を摘み、インサイドハーフに入るマヌエル・ロカテッリやウェストン・マッケニーといった選手の攻撃性を引き出していく役割となるだろう。
191cmとサイズがあり、リーチも長い。さらに大型守備的MFながらスピードもある。今季ブンデスリーガでは全体7位となる35.62km/hのトップスピードを記録しており、ピッチの広範囲をカバーすることに期待がかかる。

ユヴェントスはザカリアと2026年までの契約を結んだが、移籍金はボーナス合わせて860万ユーロとされている。25歳という年齢を考えても、バーゲン価格と言えよう。ザカリアを今冬に引き抜けたのは大きい。

パスで自在に攻撃陣を操るタイプのMFではないが、指揮官マッシミリアーノ・アッレグリはザカリアとヴラホビッチを早い段階からチームにフィットさせていけるのか。トップ4フィニッシュへ2人の新戦力がカギを握っている。

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