今季PSVで主力として活躍するも 日本代表で出番の少ない堂安律は輝きを放てるか

堂安は中国戦で途中出場した photo/Getty Images

同ポジションには絶好調の伊東が

今季PSVで3年目を戦う堂安律は、ここまで順調なシーズンを迎えている。昨季ビーレフェルトで出場機会を増やすと、その勢いをエールディヴィジでも維持しており、今季は12試合3ゴールと輝きを放っている。

そんなオランダの強豪で主力として活躍している堂安だが、日本代表ではその実力を発揮できているとは言い難い。FIFAワールドカップのアジア最終予選で2連勝し、W杯で大きく近づいた直近の2試合でも、中国戦の途中出場のみとチームに貢献することはできなかった。

堂安はPSVでは右サイドハーフを務めている。過去にレッドブル・ザルツブルクで指揮官を務めた経験があり、“ラングニック派”としても知られるロジャー・シュミット監督の下で成長を続ける堂安。彼によって戦術理解度も増している堂安は、起用次第では大きく化ける可能性も十分にあり得るだろう。

[4-1-2-3]のシステムであれば右ウイングでの起用となるが、代表で堂安のライバルとなっている選手が存在感を放っているのも事実だ。代表で右ウイングを担う伊東純也は、自慢の快速を活かしてチームのエースとして君臨。中国戦、サウジアラビア戦の両試合でゴールを決め、最終予選の代表タイ記録となる4試合連続得点と輝きを放つ。

彼からスタメンの座を奪うのは容易なことではない。主に途中出場で存在感を見せる必要があるだろう。中国戦は伊東に代わって出場するも、プレイ時間はわずか5分だった。積極的にPSVや代表でもアピールを続けることが、自身の日本代表での立ち位置も変えていく。

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