浅野拓磨に寄せられる指揮官からの信頼 オーストラリア戦でヒーローとなった男は再び主役となれるか

浅野は再びヒーローとなるか photo/Getty Images

期待するしかない

2022年に予定されているワールドカップ・カタール大会に向けたアジア最終予選を戦っている日本代表。今回の代表ウィークでは27日に中国戦、2月1日にサウジアラビア戦が予定されており、どちらもホームで戦うことになっている。

日本サッカー協会は中国戦、サウジアラビア戦を戦う23名の日本代表を発表している。期待されていた中島翔哉や奥川雅也の招集はなく、普段通りの23名が名を連ねた。

その中で気になるのが、停滞気味の攻撃陣だ。ここまでは3トップで戦うことが多く、右から伊東純也、大迫勇也、南野拓実が並ぶと予想されるが、伊東以外の2人が心配だ。大迫は国内合宿を行っているが、オフシーズンの真っ最中であり、南野もリヴァプールでの出番はあまりない。特に南野の左ウイングはイマイチ機能しておらず、中島や奥川の招集外が悔やまれることになる。

そうなれば、浅野拓磨が先発、もしくは交代枠として出番を得ることになるか。その浅野も直近のケルン戦でゴールを決めているが、そこまで活躍できているわけではなく、不安が残る。が、彼にはオーストラリア戦で結果を残した実績がある。記録上は浅野の得点ではなく、相手のオウンゴールだが、後方からのロングフィードを収めるボールコントロールと相手DFに寄せられても外さなかった技術の高さはさすがの一言だ。彼のプレイがなければ引き分けており、3位オーストラリアとの順位は逆転していることになる。

中島や奥川のように海外で現在活躍している選手を呼ぶことができなかったサムライブルーだが、今回呼ばれたメンバーは今回のアジア最終予選で結果を残している選手たちだ。特に浅野は前述したようにオーストラリア戦でヒーローとなっており、今回の中国戦、サウジアラビア戦で再び主役となる浅野に期待したい。

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