今季のプレミアで1番忙しいGKに
19日にプレミアリーグ第17節でブレントフォードと対戦し、3-1で勝利を収めたマンチェスター・ユナイテッド。無事アウェイで勝利を収めることは出来たが、大満足のゲームとは言えないだろう。
このゲームではブレントフォードに18本もシュートを打たれてしまい、そのうち9本が枠内を捉えていた。それを弾き出し続けたのがマンUの守護神ダビド・デ・ヘアである。
今季のデ・ヘアが忙しいとは以前から話題だったが、その忙しさは今回のゲームでも相変わらずだった。お得意の長い足を伸ばしてのセーブもあり、やはり今季のデ・ヘアは当たっている。
その頑張りはデータに表れており、とうとうデ・ヘアは今季のプレミアリーグ・セーブ数ランキングで1位となった。その数は実に81回で、2位のウェストハムGKウカシュ・ファビアンスキに11回の差をつけている。
同じマンチェスターでも、ライバルのマンチェスター・シティGKエデルソン・モラレスの方はまだ33セーブで、リヴァプールのアリソン・ベッカーは37セーブに留まる。それだけ相手にシュートチャンスを許していないということだ。
エデルソンの場合は昨季もセーブ数は66回となっており、昨季と今季ここまでを合わせても99回。今のペースなら、デ・ヘアはこの数字を超えて100回以上セーブすることになる可能性が高い。エデルソンの2シーズン分に匹敵すると言っていい忙しさだ。
マンUとしては相手にシュートを打たれる前に潰したいところだが、デ・ヘアの負担を軽減できるのか。ビッグクラブとしてGKが忙しすぎるのはあまり歓迎できない事態だろう。