財政の負担を少しでも減らせるチャンス? “バルセロナの至宝”にプレミア王者が急接近

バルセロナとしては一刻も早くガビとの契約延長をまとめたい photo/Getty Images

負債は1700億円越えとも

年明けからマジョルカ、リナレスに勝利し、連勝スタートを切ったバルセロナだが、リーガではグラナダに引き分けてしまい早くも連勝がストップしてしまった。また、ピッチ外では今冬に獲得したフェラン・トーレスがいまだに登録できておらず、起用できていない。

このように解決しなければならない問題が多いバルセロナだが、有望な若手を他クラブに奪われてしまう可能性がある。西『MARCA』によれば今季ブレイクしたMFガビに対し、プレミア王者であるマンチェスター・シティが関心を示しているようだ。現段階での契約では5000万ユーロの契約解除条項が存在しており、シティはその金額を払い、バルセロナの至宝を獲得する考えだという。

一見、バルセロナがカンテラ出身の有望株を売却するわけがないようにも思えるが、今の財政は火の車であり、現状改善のために若手を現金化する可能性はある。同じく中盤はペドリや同時期に頭角を現したニコ・ゴンザレスと頭数は揃っており、シティが買ってくれるのであれば売却も悪い選択肢ではない。

移籍成立となればシティでもポジションを確保できるだろう。ガビはインサイドハーフの選手だが、左ウイングで起用されていた時期もあり、ユーティリティ性が高い。ペップはそういった複数のポジションをこなせる選手を重宝する傾向にあり、スペイン代表MFも同じように起用されるはずだ。特に中盤はケビン・デ・ブライネやイルカイ・ギュンドアンといった中心選手が30代に突入しており、世代交代も考えれば獲得に踏み切ることもあるだろう。

ガビと契約を延長し、放出を避けたいバルセロナだが、無事チームを今後支えることになる未来をクラブにとどめることはできるのか。

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