いつから日本人の“高さ”が武器になった? 190cmDF町田浩樹にベルギーが求めるエアバトル

鹿島アントラーズで成長した町田 photo/Getty Images

空中戦が弱点とのイメージは消えた

数年前まで日本サッカー界の弱点は空中戦にあったはずだが、そんな苦手意識はどこかへ消え去りつつある。

新たに海を渡る大型センターバックの名は、町田浩樹だ。鹿島アントラーズで育った24歳の町田は、同じ24歳のFW三笘薫が所属するベルギーのロイヤル・ユニオン・サン・ジロワーズへレンタルの形式で移籍することになった。

町田は190cmのサイズを誇るレフティーのセンターバックで、ベルギー『Walfoot』はその高さに大きな期待をかけている。町田は2021年にJ1で5得点奪っており、ゴールを奪えるセンターバックとして期待されているのだ。
セットプレイに合わせる町田のエアバトルは迫力もあり、この高さが欧州でも通用すれば面白い。サン・ジロワーズといえば現在ベルギーリーグで首位を走っている注目のチームだが、ここまでチームが挙げた50得点のうち16得点をFWデニス・ウンデフ、11得点をFWダンテ・バンゼイルが奪っており、ゴールの部分を2人に依存しているところがある。

チーム第3位の得点者は5得点を奪っている三笘だが、チームとしてはもう少し武器が欲しいところか。

今季はドイツのシュツットガルトで同じレフティーDF伊藤洋輝がブレイクしているが、レフティーのセンターバックは世界的にも貴重だ。町田もブレイクしてくれれば、日本代表の最終ラインにまた新たなオプションが加わることになる。三笘薫に続き、ベルギーリーグ首位を走るサン・ジロワーズにて町田も飛躍できるか。

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