選手育成に定評のあるサウサンプトンが目を付けた逸材 第2のリヴラメントになり得るペップ・シティの未来

シティはマカティにトップチームでの経験を積ませたいようだ photo/Getty Images

一気に化けるか

フィル・フォーデン、コール・パルマーをはじめとするアカデミー出身の優秀な若手を保有しているマンチェスター・シティ。しかし、トップチームの選手層は欧州でもトップクラスであり、少ない時間で結果を残さなければ若手にはチャンスが回ってこない。

英『Sky Sports』によればサウサンプトンがジェイムズ・マカティとリアム・デラップの獲得を狙っているとのこと。しかし、シティとしては完全移籍で放出するつもりはなく、シーズン終了時までのローン移籍となるようだ。

マカティ、デラップともに優秀な選手ではあるが、まだトップチームで起用するには早すぎる。レンタルに出して経験を積ませるのが一番であり、同じくプレミアのセインツであれば、より高いレベルでのトレーニングができる。

セインツは比較的若い選手を獲得して戦力にする育成クラブとしての一面を持っている。過去にはサディオ・マネやフィルジル・ファン・ダイクらがセインツを経由してリヴァプールへ移籍しており、逸材を見極めるスカウティングの目と、彼らをトッププレイヤーにする育成の力を持っている。

また、トップチームで出場機会を得ることで一気にブレイクする選手がいる。今季チェルシーから加わったティノ・リヴラメントがその一人だ。彼は昨季までチェルシーのユースでプレイしていたが、今季は活躍の場をプレミアに移したことで右サイドバックとして頭角を現し、セインツでは欠かせない存在となっている。マカティやデラップも注目度でいえばリヴラメントに並ぶものをもっており、この移籍で一皮むけたい。

マカティ、デラップともに将来を嘱望されている選手たちであり、今冬でのローン移籍でリヴラメントのように一気に格を上げることになるのか。

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