日本サッカー“新時代”引っ張るのは誰だ? 2021年に海外で輝いた6人のサムライ

ベルギーでも実績残す三笘 photo/Getty Images

W杯へチームの顔となるのは

2021年の1年間は、海外でプレイする日本人選手の中でもフレッシュな者たちの活躍が目立つ1年だったと言える。

酒井宏樹、長友佑都、大迫勇也、武藤嘉紀といった海外で長く活躍してきた選手たちがJリーグへ戻ってきたこともあり、注目される海外組の顔触れも変わりつつある。徐々に世代交代の波が来ているのは間違いない。

ドイツではシュツットガルトDF伊藤洋輝(22)、2部シャルケでプレイするDF板倉滉(24)の成長が目立った。特に伊藤の方は特大のサプライズで、今季前半戦のブレイクを予想していた者は数なかったはずだ。

伊藤は貴重な大型レフティーDFであり、板倉も最終ラインと中盤の両方を担当できる。この2人の成長で日本代表の最終ラインにオプションが増えるのは間違いなく、ドイツで戦えていることに2人も自信をつけたはず。

ベルギーならばブライトンからのレンタルでロイヤル・ユニオン・サン・ジロワーズに加わったFW三笘薫(24)だ。東京五輪世代の中でも屈指のドリブラーとしてA代表でも期待されている三笘は、ベルギーでも持ち前の突破力を存分に披露。チームの方も首位を走っており、非常に充実した海外生活となっているのではないか。

理想のシナリオとしてはイングランド・プレミアリーグでも活躍し、日本代表の崩しのキーマンになってもらいたいところ。それだけの資質は備えているはずだ。

シュツットガルトの伊藤は前半戦最大のサプライズ photo/Getty Images

目立ったのはDFたちの頑張り

セルティックFW古橋亨梧(26)もインパクトは強烈だ。大迫との共存か、あるいは大迫から先発ポジションを奪ってしまうのか。まだ明確な起用法は見えてこないが、現在日本人FWの中で古橋が1番勢いに乗っている選手なのは間違いない。セルティックで得点を量産しており、5大リーグ挑戦も実現するかもしれない。

古橋を代表でどう活かしていくのか。W杯イヤーの2022年に解決すべきミッションの1つと言えそうだ。

オランダではAZ所属の菅原由勢(21)も継続的に出番を得ている。右サイドバックから攻撃的なウイングまで担当しており、将来的には酒井宏樹の後釜になってほしい選手の1人だ。エールディヴィジではPSV所属のMF堂安律が話題をさらうところがあるが、菅原の成長も見逃せない。年齢も21歳とまだ若く、さらなるステップアップを狙うことだってできるだろう。

活躍は昨季から続いていたが、ボローニャからアーセナルへ移籍したDF冨安健洋(23)も忘れてはならない。起用されているポジションはサイドバックだが、日本人DFがプレミアの強豪クラブであっさりと活躍してしまったのは衝撃が大きかった。冨安は日本守備陣の新時代をリードする存在と言える。

ブラジル『Globo Esporte』も今季前半戦No.1海外組プレイヤーに冨安の名を挙げており、冨安には日本人DFとして内田篤人や長友に続いてチャンピオンズリーグ決勝トーナメントを経験してほしい。

守備陣が多いが、彼らは今季前半戦で大きなインパクトを残した海外組だ。今後は代表でも中心になってほしいが、来年のワールドカップ・カタール大会へ序列はどう変わっていくのか。フレッシュな選手たちが海外で大きな一歩を踏み出したのは2021年の特別な収穫と言える。

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