2部でたった“1ゴール”しか奪えず レヴァンドフスキの後継者候補と期待される若きFWの今

ベルギーで結果を出しているザークツィー photo/Getty Images

トップチームで居場所掴めるか

バイエルンでロベルト・レヴァンドフスキの後継者となるのは誰なのか。今すぐ必要というわけではないが、2、3年後までには後継者と呼べる選手が欲しい。

その候補者として期待されていた若手が2人いる。

1人は2018年にバイエルンのアカデミーに加わり、トップチームでもプレイした20歳のオランダ人FWジョシュア・ザークツィーだ。今夏にはベルギーの名門アンデルレヒトへレンタル移籍し、ここまで18試合で8得点5アシストの活躍を披露している。まだ5大リーグで通用するかは分からないが、順調な武者修行といったところか。
193cmのサイズを誇るザークツィーにはオランダサッカー界も期待をかけており、そう遠くないうちにA代表の戦力にしたいと考えているはず。バイエルンでレヴァンドフスキの後釜となってくれれば言うことなしだ。

ドイツ2部で奮闘するアルプ photo/Getty Images

ドイツ世代別代表で結果出してきたアルプの方は……

問題は、もう1人の方だ。ハンブルガーSVのアカデミーを経て、2019年にバイエルンと契約を結んだ21歳のFWヤン・フィーテ・アルプだ。

ザークツィーと同じく今夏にレンタル移籍することになり、アルプはドイツ2部のホルシュタイン・キールへ向かうことになった。世代別ドイツ代表では得点を量産するなど将来が期待されている選手で、ドイツ2部で得点を量産してバイエルンのトップチームへ入る未来を描いていたことだろう。

しかし、ここまでアルプは1得点しか決められていない。出番も582分間と限られており、ポジションを確保しきれぬまま前半戦を終えようとしている。ザークツィーに比べると満足なレンタルとはなっていない。2部でこの成績は納得できないだろう。

果たしてバイエルンが目をつけた2人の若きストライカーはワールドクラスのタレントになれるのか。アルプの方はレンタル先で結果が出ていないこともあり、やや存在感が薄れてしまっている。

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