レアル行きの夢を叶えるために フランスで牙を研ぐ“18歳”のテクニシャン

リヨンで着実な成長を見せているチェルキ photo/Getty Images

リヨンで成長する有望株

2020年に将来的なレアル・マドリード移籍の希望を語ったフランスのヤングタレントは、その夢に近づくことができているだろうか。そのヤングタレントとは、リヨンに所属するU-21フランス代表MFラヤン・チェルキ(18)だ。

昨年3月に行われたリヨン公式サイトのインタビューにて将来プレイしたいクラブを問われ、「僕の夢はレアル・マドリードでプレイすることだ」と回答したチェルキ。若者が掲げたこの壮大な野望に、当時は驚いた人も少なくなかったことだろう。なにしろ、この時点でチェルキはまだ2カ月前にリヨンのトップチームへ昇格したばかり。その年齢も16歳だった。

しかし、この発言から2年弱でチェルキは非常に順調な成長を見せている。かねてよりフランスの育成年代では名の知れた選手だったが、その才能はトップチームでも随所で輝くことに。彼は2020-21シーズンに公式戦30試合で4ゴール4アシストという成績を残すと、今季もここまでは14試合に出場してチームの重要な戦力となっている。まだスタメンの機会こそ少ないが、ゲームに投入されれば繊細なボールタッチや緩急織り交ぜたドリブルを駆使しつつ印象的なパフォーマンスを披露している。
フランス国内ではそのテクニカルなプレイスタイルから“仏版エデン・アザール”と呼ばれることも多いチェルキ。スペイン『MARCA』によると、レアルも彼の動向は継続してチェックしているとされるだけに、この調子で成長を続けることができれば夢が実現する日も近いか。リヨンで伸びる才能からは今後も目が離せない。

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