139本もシュート打って僅か“7点”…… プレミア最強ドリブラーも身体能力だけでは戦えない

パワー&スピードはずば抜けているトラオレ photo/Getty Images

さらに上のステージへ行くには得点力アップを

現サッカー界屈指のスピードとパワーを併せ持ち、もはや1対1では制御不能な状態となっているウォルバーハンプトンFWアダマ・トラオレ。

その身体能力はサッカー界の常識を覆すほどのインパクトがあり、これほど魅力的なウイングプレイヤーも珍しいだろう。
ただ、身体能力だけではトップレベルになれない。本人も課題は分かっているだろうが、トラオレは得点に直結するプレイが少ないのだ。

2019-20シーズンにはプレミアリーグで4得点9アシストと成長の兆しを見せたものの、今季は14試合で未だ0得点0アシスト。今季もドリブル成功数はプレミアリーグ最多となる70回を記録しているが、このドリブルがゴールに直結しなければ効果は薄い。

トラオレはこれまでプレミアリーグにて合計139本のシュートを打っている。そのうちネットを揺らしたのは7点のみ。放ったシュートのうち5%しか得点に繋がっていないのは問題だろう。

これまで何度かビッグクラブ移籍の話題は出てきたが、トラオレも25歳。来年1月には26歳となる。英『FourFourtwo』は、この年齢から得点力を飛躍的に向上させるのは厳しいだろうと諦めムードだ。

プレミアリーグで二桁得点を奪えるアタッカーになれば十分にトップレベルと言えそうだが、その領域まで到達できるのか。持っている身体能力が怪物クラスなだけに、得点数やアシスト数が上がってこないのは非常に残念だ(数字は『WhoScored』より)。

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