勝つ試合と負ける試合のパフォーマンス差が大きすぎる ブレーキが掛かってしまったヤング・ガナーズの問題点

アルテタ監督の手腕が問われることになる photo/Getty Images

今季から生まれ変わったが

ここまで7位と今季も昨季同様に苦戦気味のアーセナル。今夏の移籍市場で積極補強に出ており、成果も出ているが、直近の4試合では1勝3敗と厳しい状況に陥ってしまっている。大敗を喫してしまったリヴァプール戦はクラブ間のレベル差もあり、仕方ない部分もあるが、マンチェスター・ユナイテッド戦とエヴァートン戦は勝てた試合を落としてしまった感が強い。

この試合で得た反省を次節サウサンプトン戦に繋げたいわけだが、気になった点は攻守両方にある。

攻撃面ではエヴァートン戦で特に顕著に出ていたが、アタッキングサードでのアイデア不足だ。この試合では攻撃の核であるエミール・スミス・ロウが不在だったことも影響したのか、相手のブロックの内側にボールを入れることができなかった。前半は特に攻撃に厚みがなく、サイドからのクロスに頼らざるをえない状況となっていた。先制点に関してもキーラン・ティアニーとマルティン・ウーデゴーの個の力で奪えたが、ここは改善が必須だ。また、この3戦ではハイプレスに晒されることが多く、ミドルサードでのロストが目立っている。白星を挙げる日のアーセナルはここでの組み立てが機能しており、勝てないゲームでの明確な違いはどれだけ自陣で失わないかだといえる。

守備では最終ラインの前のエリアを簡単に使われすぎてしまったか。サイドからの攻撃はある程度跳ね返せていたが、中央では相手が上回ることが多かった。リシャルリソンのゴールもアランとアブドゥライェ・ドゥクレの2人に守備陣が剥がされたのだが、トーマス・パルティとグラニト・ジャカのプレスが軽すぎる。ジャカに至っては見ているだけであり、これでは防げない。また。このコンビは守備時に重心を下げすぎてしまい、最終ラインに吸収されてしまうことが多く、ミケル・アルテタ監督としては次節までに修正したい問題だ。

勝つ試合と負ける試合のパフォーマンスの差が激しいヤング・アーセナル。勝てる相手からしっかりと勝ち点を取りこぼさないことが強みだっただけに、次のセインツ戦は指揮官の去就も含めて重要な一戦となるだろう。

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