原点回帰となったシャビ・バルサ ブラジル代表MFの居場所はあるのか 

新監督の下でレギュラーを掴めるか photo/Getty Images

コウチーニョはフィットするのか

バルセロナはシャビ・エルナンデス新監督の初陣となったリーガ・エスパニョーラ第14節のエスパニョール戦を1-0で勝利。リーグ戦では5試合ぶりの勝ち点3を獲得した。

この試合で途中出場を果たすものの、自身の持ち味を活かすことができなかったフィリペ・コウチーニョ。70分にガビに代わって左ウイングに入るも、得意のドリブルやカットインからのシュートなどは見られず、新監督へのアピールの場で存在感を示すことができなかった。

シャビ監督は[4-1-2-3]のシステムを採用しており、コウチーニョが出場するのであれば3トップのウイングとなるだろう。しかしコウチーニョがサイドで輝いている時は、オープンスペースを上手く突いて強烈なミドルシュートやパスを供給していることが多く、狭いエリアでのプレイはそこまで得意ではない。そのためバルサの伝統的なスタイルでは、コウチーニョのプレイには窮屈さを感じる。

またリヴァプール時代や昨季のロナルド・クーマン体制など、トップ下で前を向いてプレイさせることで彼は活きている。しかし現在のバルサのシステムで、運動量に長けているわけではないコウチーニョを中盤で起用することはないだろう。

加入当初からバルセロナの伝統的なスタイルにはフィットしていなかったコウチーニョ。原点回帰を目指すバルセロナにコウチーニョの居場所はあるのだろうか。

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