トーレスは怪我、スターリングは絶不調 9番が足らないマンCを救う若きデラップ

怪我から復帰しトレーニングに復帰したデラップ photo/Getty Images

ペップはどうやりくりするのか

今夏の移籍市場ではストライカーの獲得に失敗したマンチェスター・シティ。ジャック・グリーリッシュの補強には成功したが、メインターゲットであるハリー・ケインを逃しており、9番の獲得なしでシーズンを迎えた。

それでも、ここまではフェラン・トーレスやラヒーム・スターリングらを9番に据えることで何とかやりくりしているが、そのトーレスは代表で負傷し、3ヵ月ほどの離脱だといわれている。スターリングに関してもリヴァプール戦で悪くないパフォーマンスを見せたが、続くバーンリー戦では沈黙。出場機会減から本人が移籍をほのめかしており、なかなか9番の人選に困っているのが現状だ。

そこで期待したいのがリアム・デラップの起用か。先日のトーレス負傷時にはデラップもまた怪我をしていたが、クラブ公式のSNSにはデラップがトレーニングに参加している様子が見られ、起用できると思われる。

186cmとマンCの前線にはないサイズを持っているデラップ。昨季はU-23のリーグで20試合24ゴールという素晴らしい記録を残しており、決定力も抜群だ。また、シュート以外にも動き出しやパスなどやれることが多い選手であり、比べるのはまだ早いがサイズのあるセルヒオ・アグエロといったところか。まだ、18歳の選手であり、線の細さは気になるが、9番に選手が足りていない現状、積極的に若手を起用するのも悪くない選択肢だ。

昨季はフィル・フォーデンが完全にブレイクし、彼に続く存在としてコール・パルマー、ジェイムズ・マカティと共に期待されているデラップ。トップチームでのデビューは済ませており、トップに定着する瞬間を待ちたいところだ。

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