CLで“113分に1点”奪う男 リーガよりCLの方が得意なレアルFWの不思議

レアルで技を磨くロドリゴ photo/Getty Images

インテル戦でも得点を記録

今季のリーガ・エスパニョーラでは開幕からレアル・マドリードにて21歳のFWヴィニシウス・ジュニオールが4得点と大爆発しており、覚醒の兆しを見せている。

これで来夏にパリ・サンジェルマンからFWキリアン・ムバッペを加えれば言うことなしの攻撃陣となりそうだが、もう1人のブラジル人FWを忘れてはならない。

ヴィニシウスに続くブレイクに期待したい20歳のFWロドリゴ・ゴエスだ。
ロドリゴで興味深いのは、なぜかチャンピオンズリーグの方で快調にネットを揺らしていることだ。

強豪と戦う機会の多いチャンピオンズリーグは必然的に得点を奪うのが難しくなるものだが、ロドリゴは先日行われたグループステージ第1節のインテル戦でも華麗なボレーで得点を記録。チームの1-0勝利に貢献している。

数字で見ると、ロドリゴはチャンピオンズリーグにて675分で6得点も挙げている。113分に1点入れていることになり、なかなかにハイペースだ。

一方リーガ・エスパニョーラの方では2063分の出場で3点。こちらは688分に1点のペースとなっており、チャンピオンズリーグとは差がついている(数字は『WhoScored.com』より)。

本来は逆になりそうなものだが、大きなコンペティションで結果を残しているのは頼もしい。ロドリゴの場合は右サイドでもプレイ出来るため、エデン・アザールやヴィニシウス、さらにムバッペと合わせればレアルのウイングはかなり豪華なものとなるはず。

もっともこの4枚が揃えばマジョルカにレンタル移籍しているMF久保建英の割って入るスペースがほとんど無くなってしまうのだが、レアルにとってはヴィニシウスとロドリゴのブレイクは大きなプラスだ。

果たして来季にはヴィニシウスとロドリゴの両名ともワールドクラスのアタッカーとなっているのか。新銀河系軍団へ攻撃陣の未来は明るい。

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