冨安に続いてビッグクラブ行きを果たす男? ボローニャで期待したい22歳MFの大爆発

近い将来のビッグクラブ移籍に期待がかかるスヴァンベリ photo/Getty Images

若きサムライに続く逸材は

今夏ボローニャからアーセナルへと移籍し、デビューから2試合をこなした時点で早くもファンの心を掴み始めている日本代表DF冨安健洋。セリエAの中堅クラブからプレミアの名門クラブへと渡った男は、非常に順調にそのキャリアを前進させている。

そんな冨安に続いて、今後ボローニャから各国の名門クラブへと羽ばたいていく選手はいるのだろうか。世界的にはそれほど目立つ立ち位置にいないものの、現在の同クラブにはまだまだ将来有望な若手が揃っている。FWムサ・バロウ(21)、FWアンドレアス・スコフ・オルセン(21)、MFニコラス・ドミンゲス(23)、DFアーロン・ヒッキー(19)……。いずれもこれからの大ブレイクには期待がかかる。

しかし、そんなボローニャ若手陣のなかでも注目したいのはスウェーデン代表MFマティアス・スヴァンベリ(22)だ。中盤を主戦場とする同選手は、シニシャ・ミハイロビッチ監督が率いるチームのなかで急速に成長中。かねてよりその将来性には注目が集まっていたが、今季この22歳は選手としてもう一皮剥けようとしている印象がある。
特に攻撃面での成長は著しく、バイタルエリアから積極的に狙うミドルシュートは魅力的。現地時間13日に行われたセリエA第3節のエラス・ヴェローナ戦(◯1-0)でも、スヴェンベリは78分に強烈な一発を沈めてこの試合における勝利の立役者となっている。ド派手なミドルショットを持つ男こそ、冨安に続いてボローニャからビッグクラブへと羽ばたいていく存在なのか。

そして実際、セリエAの上位クラブはスヴァンベリに注目しているとの情報も。伊『Leggo』によると、インテルは2023年夏で現行契約が満了を迎える同選手に対して、来夏オファーを送る計画を持っているようだ。そのほかにも、イタリア国外の上位クラブが彼の獲得に興味を示していると同メディアは伝えている。

冨安のアーセナル移籍が実現したことにより、ボローニャの選手たちも「良いプレイを継続できればビッグクラブ移籍は実現できる」と改めて感じていることだろう。はたして、今後セリエAの中堅クラブから若きサムライに続いていくのは誰か。ボローニャ若手陣の更なる成長には期待だ。

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