“ポルトガルのムバッペ”がついに覚醒か ピッチで舞う姿は昨季までとは別人

ラツィオ戦では貴重な先制点を奪ったレオン photo/Getty Images

ラツィオ戦のゴールは圧巻だった

ACミランは12日、セリエA第3節でラツィオと対戦した。この好調同士の一戦を2-0で制し、見事開幕3連勝を飾っている。

11年ぶりのスクデット獲得へ向けて、最高のスタートを切ったミラン。昨季の終盤戦から続く安定した守備など、ここまでの好調の要因はいくつかある。その中でも大きな要因は、若手たちがステファノ・ピオリ監督の下で着実に成長を遂げ、ピッチでしっかり結果を残していることにあるだろう。

今季はMFブラヒム・ディアスやMFサンドロ・トナーリといった若き才能が開幕戦から違いを見せつけているが、特に昨季とは全く別人のような姿を披露しているのがFWラファエル・レオンではないか。2019年夏にミランと5年契約を交わした現在22歳の同選手。フランス時代には1つ年上のFWキリアン・ムバッペと比較され、「ポルトガルのムバッペ」と期待されたほどだ。しかし、戦いの場をイタリアへ移して以降はやや伸び悩んでおり、ここ2年はなかなか結果を残せずにファンやメディアの批判の的になることもしばしばあった。

ただ、勝負の3年目を迎えた今季はどうだろう。昨季までの雑さや荒削りっぽさ、勢い任せのプレイは徐々に影を潜め、トラップ、パス、ボールを置く位置、ドリブルのコース、守備への貢献度、どれひとつ取って見ても確実に成長しているのがわかる。すべてが一段も二段もレベルアップしていることで、もともと得意だったドリブルもより一層キレが増しており、レオンの縦への推進力は今やミランにとってかけがえのない武器となっている。ピークはまだまだ先のことだろうが、一選手として完成されつつあるのだ。

最後のところの精度でやや課題が浮き彫りとなることもあるが、それでも第2節カリアリ戦、第3節ラツィオ戦と現在2試合連続ゴール中。アタッカーとして、最低限の数字も残している。ゴール前で一度FWアンテ・レビッチにボールを預けたが、ハーフウェイライン手前からドリブルで仕掛け、“ほぼ”個の力だけで守備陣をぶち破って奪ったラツィオ戦のゴールは圧巻だった。

あとは、この好調なパフォーマンスをどれだけ長く維持できるかだ。ついに覚醒したレオンのプレイは、今後も目が離せそうにない。

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