15歳でデビューの超早熟FWはイブラ&ジルーから学ぶべし 復活期す197cmの才能

昨季はモナコでプレイしていたペッレグリ photo/Getty Images

イタリア代表に再び入れる日を目指して

ズラタン・イブラヒモビッチに、今夏加入したオリヴィエ・ジルー。今季のミランはベテランのハイタワーFW2人が前線からチームを引っ張っていくことになるわけだが、そこに参戦する20歳の新戦力も忘れてはならない。

今月25日にモナコからレンタルでミランに加わることになった20歳のFWピエトロ・ペッレグリだ。

ペッレグリといえば、15歳の時にセリエAデビューを果たした超早熟アタッカーであり、イタリア代表デビューも19歳と早かった。モイーズ・キーンとともに新時代のイタリアサッカー界を引っ張っていくセンターフォワードとして早くから期待されていたのだ。
ところが、ペッレグリは大きな怪我に悩まされてしまった。2018年冬にはモナコへ移籍したが、3年半で奪った得点数は僅かに2点。フランスへ向かってからはすっかり影が薄くなり、EURO2020を制したイタリア代表でもメンバー候補に名前は挙がらなかった。

そのペッレグリが3年半ぶりにミランの一員としてセリエAへ戻ってきた。イブラヒモビッチとジルーがいる以上は出番を掴みづらいかもしれないが、何とか爪痕を残したい。

イブラヒモビッチとジルーから学べる点も大きいだろう。伊『Calciomercato』によればペッレグリはイブラヒモビッチに憧れの感情を抱いていたようで、自身も197cmと上背のある大型センターフォワードだ。イブラヒモビッチやジルーの動きから学ぶものは多いはずだ。

現状のままでは来年のワールドカップ出場を目指すイタリア代表でポジションを掴んでいくのは難しい。まだ20歳と焦る年齢ではないが、少なくともEURO2024を迎える頃にはイタリア代表の常連になっておきたい。

そのきっかけをミランで掴めるのか。イタリアサッカー界としてもペッレグリの才能を守っていく必要があり、今季は久々のセリエAで才能を披露してほしい。

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