失敗は許されない 結果を出す必要があるアルテタ・ガナーズの21-22シーズン

アルテタはアーセナルを復活させることができるのか photo/Getty Images

周りの反応を変えなければならない

レアル・マドリードからMFマルティン・ウーデゴーを獲得したアーセナル。2列目の補強は以前から必要とされており、レスター・シティのジェイムズ・マディソンが本命と言われていた。が、交渉が難航し昨季までチームに在籍していたノルウェーの神童に乗り換えたようだ。移籍金は約45億円と言われており、比較的安く抑えられたか。

更にシェフィールド・ユナイテッドのGKアーロン・ラムズデールの獲得も発表されており、ベン・ホワイト、ヌーノ・タヴァレス、アルベール・サンビ・ロコンガ、ウーデゴー、ラムズデールと計5名の獲得となった。『transfermarkt』によれば、移籍金の合計は約190億円となっている。これは現状、プレミアのクラブでは最も多い。

ここまで大金を投じ、今夏の大型補強を成功させたアーセナル。クラブとしては昨今の不調を解消し、上位進出を狙う意図が伺える。しかし、指揮官であるミケル・アルテタにはあまり時間がないのかも知れない。英『Euro sport』によればアルテタは今すぐ解任とはならないものの、成績不振の場合クラブは12月頃を解任のデッドラインとしているという。

ここまでの大型補強でベン・ホワイトやウーデゴーといったチームの核となれる選手が加入したわけだが、それだけクラブは今の状況に危機感を感じているのだろう。開幕戦では昇格組であるブレントフォード相手にやりたいことをやらせてもらえず、0-2で敗戦となったことも多少は影響しているか。

リーグ戦の日程を見ると、次は欧州王者のチェルシー、その次はプレミア王者のマンチェスター・シティと厳しい。過渡期にあるアーセナルは、今季どこまで戦えるのか。

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