ネイマールとフィルミーノのハイブリッド? セリエA行き迫るブラジルの新鋭FW

高いドリブル技術だけでなく、前線での巧みなボールキープも評価されているカイオ・ジョルジ photo/Getty Images

19歳FWのユヴェントス加入が間近に

かねてより獲得の可能性は各方面で噂されていたが、ようやくユヴェントスは期待のテクニシャン獲得をほぼ確実なものとしたようだ。はたして、彼はセリエAの舞台でどこまでその創造性を見せつけることができるか。今夏、ビアンコネリにブラジルから期待の新鋭FWがやってくる。

その新鋭FWとは、サントスからの獲得が濃厚となっているカイオ・ジョルジ(19)だ。伊『calciomercato』によると、同選手は今週中にもイタリア入りを果たし、メディカルチェックを受けてからユヴェントスとの正式契約を交わす予定になっているという。当初はACミランと争奪戦を繰り広げていたとされるが、最終的にはビアンコネリがブラジル産のヤングタレント確保に成功したようだ。

ブラジル国内では、サントス出身のアタッカーであることからパリ・サンジェルマンに所属するFWネイマールと比較されることも多いカイオ・ジョルジ。フットサル仕込みの足技を前面に押し出したドリブルは滑らかで、かつ大胆な印象も受けるだけに、そのような評価が与えられていることに納得する人は多いだろう。ブラジルの若い世代で1,2を争うドリブラーであることは間違いない。

しかし、カイオ・ジョルジの強みはそこだけでない。同選手の主戦場はネイマールと違いCF。前を向いた際のドリブル技術に注目が集まりがちだが、彼は一列降りてのゲームメイクやパスを散らす仕事もそつなくこなす。ドリブルだけを切り取ればネイマールに似ているかもしれないが、プレイ全般を見てみればイメージがより近いのはリヴァプールFWロベルト・フィルミーノの方だろう。

フィルミーノの役割をこなしつつ、チャンスとあらばネイマール風のドリブルも炸裂させることができる。まだディティールの部分でこそ2人には及ばないものの、カイオ・ジョルジの大まかなイメージはこんなところか。今後しっかりと欧州4大リーグのレベルに順応することができれば、彼はそう遠くないうちに“ワールドクラス”との評価を受けることとなるかもしれない。そんなカイオ・ジョルジの才能には、元ブラジル代表FWマルシオ・アモローゾ氏も太鼓判を押している。

「カイオは大きな可能性を秘めていると思うよ。彼は自身がゴールを決める方法も、味方の得点をアシストする方法も知っている。そして、彼は最前線でどのようにボールに対してアプローチすべきかも理解しているように思うよ。フラメンゴなんかでプレイしていたら、もっと得点を奪えていたんじゃないかな。今のサントスはネイマールやガンソがいた時よりも弱体化してしまっているからね。だが、サントスにいたからこそ磨かれた部分もある。テクニックだ。彼のボールキープの技術は本当に素晴らしい。やり方はまったく違うけど、(クリスティアン・)ヴィエリくらい前線でボールを持てるんじゃないかな。DFのプレッシャーをものともしないプレイは、イタリアのみんなにも見てほしいね」(伊『calciomercato』より)

前線でタメを作ることもできれば、自らが前を向いて得点を奪うこともできるカイオ・ジョルジ。期待は膨らむばかりばかりだが、はたしてこのブラジル人アタッカーはイタリアの地で今後どこまで結果を残すことができるのか。2021-22シーズン、今夏のユヴェントス加入が近づくブラジルの新星からは目が離せない。

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