プレミア王者は疲労困憊? 休暇組で期待したいのはレフティモンスター

今後もマフレズの左足に頼ることになりそうだ photo/Getty Images

プレストン戦でのフリーキックは見事だった

昨季はリーグ制覇を果たし、指揮官であるジョゼップ・グアルディオラが就任してから3度目のリーグタイトルの獲得となった。21-22シーズンでは連覇を目指したいが、そう簡単な話ではない。

理由の一つは疲労だ。昨季はCLファイナルまで進み、多くのトップチームの選手は代表としてEURO2020やコパ・アメリカに出場している。その影響かペップは8月8日に行われるレスター・シティとのコミュニティ・シールドではセカンドチームで戦うと英『Manchester Evening News』にコメントを残している。結果がシーズンに影響するわけではないが、シーズン開幕はその一週間後となっており、トップチームのコンディション面が心配される。

それでも日程は決まっており、その中で結果を出す必要がある。期待されるのは国際大会に出場せず、十分に療養した選手だ。

特にリヤド・マフレズに期待したい。彼はCLでのチェルシー戦後からオフシーズンに入っており、先日行われたプレストン・ノースエンドとのプレシーズンマッチに出場していた。ピッチでのプレイを確認したところ体が重いと言った素振りも見せず、先制点となる直接フリーキックを沈めるなど、好調を維持しているようだ。

現状ドリブラーで同じタイプのラヒーム・スターリングがEURO2020では活躍を見せたが、クラブではまだスランプから抜け出せておらず、個で突破する選手が欠けている。そこでマフレズの緩急を生かしたドリブルが健在であれば、21-22シーズンも右サイドから迫力のある攻撃が見られそうだ。

このように疲労を抱え、シーズンをスタートするマンC。スタートダッシュのためには十分に休憩の取れていたマフレズやフェルナンジーニョ、バンジャマン・メンディや若手の活躍がカギとなるか。

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