コパ・アメリカでは準優勝 ブラジルはチッチ体制で来年のW杯を制覇できるのか

コパ・アメリカ2021制覇に失敗したブラジル代表監督チッチ photo/Getty Images

ネイマールにとってはラストチャンスになる可能性も

リオネル・メッシ擁するアルゼンチン代表の優勝で幕を閉じたコパ・アメリカ2021は、どこかメッシの代表メジャータイトル獲得を世界全体で祝福する流れで終わった。

しかし、決勝でアルゼンチンに敗れたブラジル代表には批判の声もある。

ワールドカップ・カタール大会は来年に迫っているが、果たしてブラジルは優勝できるのか。
ブラジル『Terra』などによると、現監督チッチの戦い方に元ブラジル代表FWロマーリオ氏は疑問を抱いているという。

チッチが作り上げた今のブラジル代表は守備が非常に安定しており、ベスト8に終わった2018年のワールドカップ・ロシア大会後も評価は高かった。

しかし、今夏のコパ・アメリカを落としたことで評価に傷がついてしまった印象だ。

さすがに無理がある提案だが、ロマーリオ氏は理想の代表監督としてジョゼップ・グアルディオラの名前を挙げている。将来的には可能性があるかもしれないが、さすがに来年のワールドカップでグアルディオラがブラジル代表を指揮することはないだろう。

ただ、チッチが同国のエースであるネイマールの才能を最大限引き出せているかは微妙なところだ。コパ・アメリカでも準々決勝のペルー戦(1-0)、準決勝のコロンビア戦(1-0)と渋いスコアのゲームが目立ち、決勝のアルゼンチン戦は無得点に抑えられてしまった。

ブラジルらしいファンタジー溢れる攻撃を期待しているファンからすれば、今のチッチ率いるブラジルの戦い方は地味に映るかもしれない。

その地味さが現代表の強さでもあるのだが、果たしてブラジルはチッチ体制でワールドカップのトロフィーをゲットできるのか。来年の大会がネイマールにとって最後の参戦となる可能性もあるだけに、ここでの失敗は許されない。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ