ユヴェントスが確保に迫る若き“キエッリーニ風DF” 獲得間近の18歳とは

昨季はヴォルフスベルガーでプレイしたムハレモビッチ(左) photo/Getty Images

将来は守備陣の柱となれる逸材?

EURO2020で優勝を飾ったイタリア代表の最終ラインを支えたジョルジョ・キエッリーニとレオナルド・ボヌッチを擁するユヴェントス。しかし、前者は8月で37歳となり、後者もすでに35歳を迎えている。両者ともに素晴らしい守備者ではあるのだが、もういつ衰えてもおかしくない年齢なのは間違いない。そろそろ両選手の後継者は見つけておきたいところだろう。

その第一弾として、すでにオランダ代表DFマタイス・デ・リフトは確保した。彼が順調な成長を見せていることもあり、ひとまずは安心といったところか。しかし、デ・リフトの相方候補となる選手も可能であれば確保したいのは間違いない。そんななか、ユヴェントスが目をつけたのはオーストリア産の18歳だという。

伊『Gazzetta dello Sport』によると、その18歳とは2020-21シーズンにオーストリア・ブンデスリーガのヴォルフスベルガーでプレイしたDFタリク・ムハレモビッチだ。先月限りでヴォルフスベルガーとの契約が満了を迎えたムハレモビッチは、現在フリーでの獲得が可能になっているとのこと。まだ欧州トップリーグで通用するかは未知数なものの、以前から注目していたユヴェントスはこれを機に彼の確保へと向かうようだ。交渉は順調なようで、細かな契約条項を詰めたのち近日中にも加入が発表される見通しだという。
ボスニア・ヘルツェゴビナ出身のムハレモビッチは左利きのセンターバック。2020-21シーズンのオーストリア・ブンデスリーガでは5試合の出場にとどまったが、その豊かな才能には各方面から称賛が集まっている。身長187cmのサイズを活かした空中戦の強さもさることながら、抜群のタイミングでボールを刈り取る読みの鋭さも併せ持つムハレモビッチ。どこかキエッリーニを彷彿とさせるプレイスタイルなだけに、時間をかけて順応していけばセリエAでは面白い存在となりそうだ。

現地メディア『Laola1.at』も「オーストリアの宝石」と称するムハレモビッチ。来季いきなりトップチームで活躍することは難しいかもしれないが、将来はユヴェントスの最終ラインに欠かせぬDFとなるかもしれない。ユヴェントスが確保に向かう18歳の新鋭CB。加入が正式決定となれば、ムハレモビッチの成長からは目が離せない。

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