来季は既存戦力にスポットライトが当たる? ケイン獲得失敗時のプランBとは

今後のトーレスには期待ができる photo/Getty Images

EUROでもトーレスの活躍は目立っていた

退団したセルヒオ・アグエロの後釜探しに奔走しているマンチェスター・シティ。大本命であるハリー・ケインとの交渉は難航しており、現状ではその代役としてバルセロナのアントワーヌ・グリースマンが獲得候補に挙がっている。今後、どうなるか分からないが、指揮官であるジョゼップ・グアルディオラが発言していた新しいストライカーが加わらない可能性も考慮したほうが良さそうだ。

そうなると、9番として数えられるのはガブリエウ・ジェズスとユースから昇格してくるリアム・デラップの2名だ。デラップに関してはペップが期待している存在だと言われているが、フィル・フォーデンも主力となるまで時間を要したことを考えれば、デラップはまだ未知数だ。そうなれば、昨季ストライカーとして頭角を現したフェラン・トーレスの9番起用も考えられる。

本来は右ウイングを主戦場としているフェランだが、右に固定するとオフザボールの動きが少なく、右サイドが停滞してしまう問題が見られた。そこでペップがストライカー起用したところ、ニューカッスル戦ではハットトリックを達成するなど大当たりのコンバートとなっている。また、9番に配置することで右サイドで起きていたオフザボールの少なさも改善され、非常に期待できる選手へと変貌していった。

また、彼に本来備わっていたキック精度の高さも加わり、昨季は移籍初年度ながら確実に自身が持つ才能の大きさを披露していた。

今後が不透明となっているマンCのストライカー問題だが、もしかすると既存戦力で解決してしまうかもしれない。

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