最もタイトルに恵まれた男? CL、EL、EURO、W杯、プレミアを獲得した唯一のFW

チェルシーでもタイトルを複数獲得したペドロ photo/Getty Images

カンテがその記録に挑んだが……

今回のEURO2020にて注目を集めていた選手の1人に、フランス代表MFエンゴロ・カンテが挙げられる。

ここまでカンテのキャリアは非常に豪華なものとなっており、2020-21シーズンにはチェルシーの一員としてチャンピオンズリーグ制覇を達成。すでにカンテはプレミアリーグ、2018-19シーズンにヨーロッパリーグ、フランス代表にて2018年のワールドカップを制しているため、今回のEUROを獲得すれば文句なしのキャリアになっていた。

しかし、フランスはベスト16で伏兵スイスにまさかの敗北。カンテのEURO制覇の夢は3年後の2024年大会へ持ち越されることになった。

ワールドカップ、プレミアリーグ、ヨーロッパリーグ、チャンピオンズリーグ、そしてEURO。これらを制覇するのは欧州のサッカー選手にとっては夢の1つだが、今のところこれを達成しているのは1人しかいない。

今もローマで活躍するスペイン人FWペドロ・ロドリゲスだ。

ペドロは世界を代表するスーパースターとは言えないかもしれないが、とにかくタイトルに恵まれたキャリアを送っている。バルセロナではジョゼップ・グアルディオラが築いた黄金期のチームにて点取り屋として活躍し、リーガ・エスパニョーラを5回、スペイン国王杯を3回、チャンピオンズリーグを3回、UEFAスーパー杯も3回、クラブワールドカップを2回制覇した。

驚異の勝負強さを披露していたところも印象的で、2010-11シーズンはチャンピオンズリーグ決勝のマンチェスター・ユナイテッド戦で先制点を記録。さらに2009年のクラブワールドカップでは準決勝、決勝の両方で得点を挙げており、ゴール前での勝負強さはずば抜けていた。

その勝負強さはチェルシーへ移籍してからも続き、チェルシーでもプレミアリーグ、FA杯、ヨーロッパリーグを制覇。スペイン代表の方では2010年のワールドカップ・南アフリカ大会とEURO2012制覇を経験している。

何よりチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグの両方を制覇するのが難しく、バルセロナやレアル・マドリードのようなチャンピオンズリーグ常連クラブに所属している限りヨーロッパリーグ制覇のチャンスは訪れない。もちろんそれぞれ4年に1回しかないワールドカップとEUROの両方を制するのも極めて難しい。

それだけペドロとカンテのキャリアはレアなものとなっているわけだが、カンテの場合はEUROが不足している。そう簡単にペドロの記録に並ぶ者は出てこないはずだが、3年後にカンテはEUROを制覇できるのか。今のところペドロは現役選手の中で最もトロフィーに恵まれた選手と言っていいだろう。

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