冨安がトッテナム、アーセナルへ行く意味はあるか 戦力怪しいロンドンの2クラブ

ボローニャからのステップアップが注目される冨安 photo/Getty Images

ステップアップになるのは間違いないが……

すっかり市場の注目選手となったボローニャ所属の日本代表DF冨安健洋。

セリエAだけでなくプレミアリーグからの関心も噂され、現在ではトッテナム、アーセナルが興味を示しているという。

いずれもロンドンと世界を代表する有力クラブだが、問題はステップアップ先として理想的かどうかだ。

英『The Sun』は早くも新シーズンのトッテナム予想布陣を公開しているのだが、そこには冨安の名前まで含まれている。冨安の位置は、3バックの右センターバックだ。

真ん中はダビンソン・サンチェス、左はベン・デイビス。左ウイングバックはセルヒオ・レギロン、右ウイングバックはマット・ドハーティ、ボランチはEURO2020でも大活躍のデンマーク代表MFピエール・エミール・ホイビュルク、さらにバルセロナで構想外となっているミラレム・ピャニッチの名前が入っている。新戦力として獲得できればとの期待を込めての選出か。

前線はナポリFWロレンツォ・インシーニェが新戦力ターゲットに挙がっており、ウイングにはソン・フンミンとインシーニェの名前が置かれている。

そして注目の最前線はハリー・ケインをマンチェスター・シティに奪われた展開を予想し、現在トッテナムが目をつけているとされるスイス代表FWハリス・セフェロビッチの名前が入っている。

悪くないイレブンではあるものの、仮にケインを失ったとすればトップ4入りは極めて難しくなる。指揮官は様々な候補者が挙がった末にウォルバーハンプトンを指揮していたヌーノ・エスピリト・サントに決まったが、こちらもビッグクラブでの実績はない。チームを高みへ導けるかは疑問だ。

冨安にとってトッテナム行きはステップアップではあるものの、戦力的にはそこまで魅力的な行き先に見えない。2020-21シーズンを7位で終えていることを見ても、今夏の補強戦略に失敗した場合はプレミア中位のクラブに戻ってしまう恐れもある。

トッテナムより低い8位に終わったアーセナルも同様で、最近は欧州カップ戦出場権獲得にも苦労している。ボローニャと比較すればビッグクラブなのは間違いないが、冨安がロンドンの地で満足のいくフットボールを出来るかは微妙なところ。

理想としては新シーズンの欧州カップ戦出場権を持ち、数年先のビジョンが見えているクラブへステップアップしたい。プレミアで戦う冨安も見てみたいが、噂に上がるトッテナムやアーセナルは最適な行き先なのだろうか。

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