バイエルンでの“空白の1年”を取り返せるか モナコで再起を図る守護神の未来は

モナコへのレンタル移籍が決まったニューベル photo/Getty Images

今季“リーグ最低”セーブ率のモナコへ

昨夏、大きな期待を背負ってドイツの絶対王者に移籍した守護神だが、新天地での最初のシーズンは相当に難しい時間を過ごすこととなってしまった。その守護神とは、2020年夏にシャルケからバイエルン・ミュンヘンに加入したアレクサンダー・ニューベル(24)のことである。

その経歴から“マヌエル・ノイアー2世”とも期待されていたニューベル。独『Sport 1』によると、バイエルン入団時にはシーズン最低10試合の出場保証が契約に盛り込まれていたとのことで、本人も当初はノイアーと併用されながらチームに馴染んでいく未来を想像していたことだろう。しかし、結果的に2020-21シーズンにニューベルが出場した公式戦はわずか4試合。『Sport 1』の報道が真実ならば、ニューベルはバイエルンに当初の約束を反故にされる形で移籍初年度のシーズンを終えることとなっている。

そういった事情もあってか、今夏ニューベルは出場機会の確保を求めてモナコへのレンタル移籍を決断。現地時間27日には、クラブから公式発表がなされている。バイエルンでは最初のステップで躓いてしまったニューベル。今後のキャリアが心配だが、彼はモナコでかつての評価を取り戻すことができるのか。

少なくとも、バイエルンで問題となった出場機会に困ることはないかもしれない。2020-21シーズンにリーグで4番目に少ない42失点を記録したモナコだが、GKのパフォーマンスには不安が残る。データサイト『FBref』によると、今季モナコのGKが記録したセーブ率はリーグ最低の60.6%。失点が少ないことは注目に値するが、意外にもその陰ではGKのパフォーマンスに悩まされている一面があるのだ。

正守護神を務めるバンジャマン・ルコント(30)もフランス代表歴のある実力者だが、さすがにモナコもこのスタッツではシーズン通して彼にゴールマウスを任せるのは不安か。そういった事情もあるだけに、ニューベルが定位置を掴む可能性は大いにあるといっていいだろう。あとは巡ってきたチャンスを彼自身がどう生かすかだ。

バイエルンでは不遇の時間を過ごしただけに、この“空白の1年”を全力で取り戻したいニューベル。はたして、彼はモナコで順調な成長曲線を描くことができるのか。24歳GKの巻き返しに期待だ。

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