今大会で自身の価値を大幅に上げたロカテッリ プレミア王者が熱視線だが……

大会後にロカテッリはどこへ向かうのか photo/Getty Images

控えからのスタートは彼にとってデメリットか

EURO2020が開幕し、前評判以上の強さを見せているイタリア代表。既にトルコ戦、スイス戦をこなし2連勝と、最速で決勝トーナメントへ駒を進めることに成功した。

そんなイタリア代表としてスイス戦で2ゴールを挙げたマヌエル・ロカテッリに対し、多くのビッグクラブが獲得に手を挙げており、ジャーナリストであるファブリシオ・ロマーノ氏によればプレミア王者であるマンチェスター・シティもその一つだという。

マンCの今夏のファーストターゲットはトッテナムのハリー・ケインと言われるが、フェルナンジーニョとの契約が延長出来ていないアンカーポジションに彼を据えるのもありだ。また、延長に限らず、フェルナンジーニョの36歳という年齢を考えても実力者は確保しておきたい。

スイス戦で見せたロカテッリの広い視野からの高精度な展開や前線に上がった際のアイデアは、十分にプレミアでも通用するはずだ。ただパスを供給するだけでなく、バイタルエリアでのフリックやスルーなど機転の利かせ方も素晴らしい

2点目のゴールに関しても、プレミア王者の試合展開の中で相手をボックス内に押し込む場面は多く、強烈なミドルシュートは攻撃の選択肢を増やすうえでなくてはならない存在となる。獲得となればライバルとなる、スペイン代表のロドリはロカテッリほどの正確無比なシュートを持っておらず、新しいタイプのアンカーとして戦力になりそうだ。

しかし、ロマーノ氏によれば、交渉はユヴェントスがリードしているとされており、簡単な獲得とはならないか。ケインが最優先となり、フェルナンジーニョの契約延長があれば、優先度的には低くなってしまう。

プレミア王者がロカテッリを獲得することはあるか。今後の動向に注目したい。

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