世代交代進むバルサも逸材の放出はやむなし カンテラ育ちの18歳もプレミア移籍か

モリバのプレミア移籍は実現するか photo/Getty Images

今季は中盤で活躍したモリバ

今季のバルセロナは、ロナルド・クーマン監督の下で世代交代を決行。開幕前にルイス・スアレスを放出し、ペドリを中心に10代や20代前半の選手たちを積極的に活用した。最終的に優勝争いから脱落して3位で終わったものの、多くの選手が経験を積んだシーズンとなった。

その中でバルサの中盤を務めた若手選手の評価が上がっている。今季のリーガ・エスパニョーラで14試合1ゴールを記録したMFイライシュ・モリバだ。第23節のアラベス戦でリーガデビューを飾ると同試合で初アシストを記録。第26節のオサスナ戦では、初ゴールを決めるなど、今季評価を高めた選手の1人である。

そんな18歳の契約は2022年までとなっている。現在は契約延長のニュースがなくこのまま進めば、フリーで移籍も可能となってしまう。それだけは避けたいバルサはもしかすると、この逸材を高値で売却する可能性もある。
実際モリバに対してはプレミアリーグのクラブから関心が寄せられている。今季はバルサで見せたパフォーマンスによって評価が急上昇。来季はプレミアのピッチに立つモリバが見られるかもしれない。

英紙『Daily Mail』ではマンチェスター・シティとマンチェスター・ユナイテッド、チェルシーの3クラブがモリバに関心を寄せていると報じる。ただこの逸材放出となれば、バルサ側も高額な契約解除金を用意しており、その額は1億ユーロ(約133億円)程度であるというのだ。

バルサは今もなお、多額の負債を抱えている。もしプレミアのクラブがその額を払ってでも獲得したいと声を上げた場合は、放出もやむを得ないかもしれない。カンテラ育ちの18歳の行方はバルサ残留か、それともプレミアへ旅立ってしまうのだろうか。

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