バルサ移籍は秒読み段階も…… ワイナルドゥムへまさかの横槍か

リヴァプール時代のCL優勝年にPSGと対戦 photo/Getty Images

クーマン監督が獲得を望んでいたが

今季限りでリヴァプールを退団するジョルジニオ・ワイナルドゥムに対して動向が注目されていた。複数クラブによって争奪戦が繰り広げられていたが、ここにきて決着がつきそうだ。

ロナルド・クーマン監督が以前から興味を示しており、バルセロナがトップ候補に挙がっていた。すでにバルサと個人合意に達したという報道も出ており、バルサ移籍は秒読みかとも思われた。

対抗馬として名前が挙がっていたのは、バイエルンだ。ドイツのチャンピオンからも猛アピールを受けていたワイナルドゥムは、給与額についてクラブと本人に差があったために破談になったとも伝えられている。
そんな状況下でバルサへの加入も泡沫の如く消えてしまうかもしれない。浮上したのはパリ・サンジェルマンという新たな選択肢だ。今季のPSGは、けが人に悩まされ、MFでも離脱者が多かった。マルコ・ヴェッラッティ、ユリアン・ドラクスラーなどが負傷離脱。リーグ王者の座もリールに奪われており、来季の覇権奪還へ中盤のさらなる強化が求められた。

ワイナルドゥム加入となれば、チームとって大きな補強となるだろう。今季はリヴァプールも多くの負傷者を出すこととなったが、その中でオランダ代表MFは、プレミアリーグ全試合に出場。退団が囁かれてもチームでの地位は揺るがず、レギュラーとしてリヴァプールのUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得に大きく貢献した。PSGへ加入となれば、その献身性から攻守においてチームを支えることはもちろんのこと、離脱者が多かったPSGの中盤において絶対的な信頼を勝ち取ることができるはずだ。

すでにフランスの各メディアがワイナルドゥムのPSG入りを報じている。バルセロナの倍額となる年俸を提示したとも伝えられているため、フランス入りは濃厚だ。バルサからしたらまさかの展開だが、ワイナルドゥムは金銭面でリヴァプールと折り合いが合わず退団した。このままいけば国内での覇権奪還を目論むPSGの補強第1号となりそうだ。

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