レアルでスターになるはずだった男の”10年後” 28歳のFWは2部でもがいていた

現在はラス・パルマスでプレイするヘセ(左) photo/Getty Images

若い頃の期待は大きかったが……

レアル・マドリードでデビューしてから約10年。スターになると期待されたアタッカーは今どこにいるのか。

28歳を迎えたFWヘセ・ロドリゲスのことだ。

プレシーズンマッチではあったが、ヘセは2011年に当時チームを指揮していたジョゼ・モウリーニョの下でトップチームデビュー。当初はかなり期待されていたアタッカーで、レアルの下部組織出身FWとしてトップチームでの活躍が求められていた。
ところが、2016年夏にパリ・サンジェルマンへ移籍したところから状況は大きく変わってしまった。スター揃いのパリでは出番を掴めず、その後もレンタル移籍を続ける苦しいキャリアに。

そして今年2月、ヘセはスペイン2部に沈むラス・パルマスへ復帰。2部で16試合をプレイし、2得点2アシストの成績を残した。

出番を掴めたのは良いが、2部で2得点は寂しい。スペイン『Mundo Deportivo』によればラス・パルマス側はヘセを今後の戦力とカウントしているようだが、ヘセのキャリアはすっかり地味なものとなってしまった。

怪我があったことは残念だったが、ヘセはこのまま埋もれてしまうのか。同じくレアルの下部組織出身FWアルバロ・モラタも同じ28歳だが、モラタとヘセのキャリアは大きな差がついてしまった。

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