“ホーム公式戦4戦連続完封”の鈴木彩艶 ルヴァン杯でつかんだレッズの新守護神の座

ルヴァン杯の湘南戦でプロ初出場 photo/Getty Images

名古屋の攻撃陣を無失点に抑える

浦和レッズは明治安田生命J1リーグの第17節で名古屋グランパスと対戦。上位進出へ2位の名古屋に黒星をつけたい一戦となったが、試合は両者得点を決めることができず、スコアレスドローで終了した。

浦和で現在ゴールマウスを守るのは、鈴木彩艶だ。鈴木は17分に山﨑凌吾との1対1を身体でブロック。25分には、マテウスの高速クロスを飛び出してセーブするなど、名古屋の攻撃陣を無失点に抑えた。

前節の広島戦ではCKを直接決められるなど、2失点を喫した。ハイボールの処理でミスが見られるなど課題を残していたが、この試合では0点で抑えることができた。鈴木はこれでホーム公式戦4試合連続完封となった。U-24日本代表にも選ばれた18歳の新星はスターダムへと登っている。
今季はYBCルヴァンカップでプロ初出場。CBに10代の選手が起用される中で、好セーブを何本も見せ、チームの勝利に貢献した。プライムステージ進出に鈴木の活躍は欠かせないだろう。西川周作自身も決して悪くはなかった。その中で自らの評価を高め、実力でポジションを奪う。ルヴァン杯で見せ続けた高パフォーマンスが、リカルド・ロドリゲス監督の眼鏡にかなった。

これでJ1は5試合連続で出場した。このまま正守護神の座をつかみたいところだが、西川も黙っていないだろう。ハイレベルな守護神争いがチームを底上げしていく。

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