ドンナルンマの後釜も“ワールドクラス”の実力派 「仏における最強GKの1人」

今夏のミラン移籍濃厚とされるメニャン photo/Getty Images

すでに現地でメディカルチェックと伊メディア

来季、ACミランのゴールマウスを守るのはジャンルイジ・ドンナルンマ(22)でないことがほぼ確実となった。伊『TuttoSport』によると、同クラブのテクニカルディレクターを務めるパオロ・マルディーニ氏は、イタリア代表GKの今夏退団を明言。ロッソネリは2015-16シーズンから守備陣を支えた若きシュートストッパーに別れを告げることとなっている。

絶対的守護神の流出が、ミランにとって痛手であることは間違いない。しかし、彼の後釜に関してそこまで心配する必要はないかもしれない。ドンナルンマの後任を務めることが確実視されているシュートストッパーもまた、非常に優秀なGKなのだ。

その選手とは、リールのフランス代表GKマイク・メニャン(25)。現地各メディアによると、すでに同選手はイタリア入りしており、メディカルチェック後にサインを交わす予定だという。今季リールを10シーズンぶりのリーグ・アン制覇に導いた守護神が加入となれば、頼もしいことこの上ない。クリーンシート数はリーグ・アンでダントツの「21」。セーブ率も79.4%(データサイト『FBref』より)と非常に高いレベルを誇っているだけに、彼ならばドンナルンマが抜ける穴をしっかりと埋めることができそうだ。
「メニャンはフランスにおける最強のGKのうちの1人だ。素晴らしいパフォーマンスを見せているし、世の中の彼に対する評価には私も納得だよ。間違いなく、今季の彼はリーグ・アンで最も信頼できる守護神だった。ミランに加入することとなれば楽しみだね」(伊『calciomercato』より)

かつてインテルやパルマなどでプレイした元フランス代表GKセバスティアン・フレイ氏も、メニャンの実力には太鼓判を押す。ドンナルンマの退団は残念だが、その穴をこのフランス代表GKで埋めることができるのは相当に華麗なムーブと言えるだろう。はたして加入が正式に決定することとなれば、メニャンはセリエAでどこまで素晴らしいパフォーマンスを披露してくれるのか。今から来季が楽しみでならない。

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