伊代表GKの退団で市場は大荒れ? “玉突き移籍”の発生を待つクラブとは

マルディーニTDの発言により、今夏のミラン退団が決定的となったドンナルンマ photo/Getty Images

ドイツの黄色軍団にとっては朗報か

シーズン中から移籍の今季限りでの退団は噂されていたものの、ついにイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ(22)はACミランを離れることになりそうだ。

「ジージョ(ドンナルンマ)はリーダーであり、ときには主将も務めた。だが、プロであれば身に纏うユニフォームを変える準備をしなければならないこともある。受け入れがたいことだが、選手が1つのクラブでキャリアを終えることは難しくなっている。ミランに多大な貢献を果たした選手には敬意を払わなければならないし、彼がクラブに対するリスペクトを欠いたことはない。我々は別々の道を歩むことになるが、成功を願っている」(伊『TuttoSport』より)

これはミランのテクニカルディレクターを務めるパオロ・マルディーニ氏が、ドンナルンマの今夏去就に関して発したコメント。リールGKマイク・メニャンの獲得が迫っているとも報じられるなか、ついにクラブ関係者の口から守護神の退団が明言された格好だ。ファンも薄々予想していたことだろうが、これでドンナルンマの移籍は決定的なものとなった。

そうなれば、気になるのはドンナルンマの新天地。伊『calciomercato』によると、現在はチェルシーやトッテナム、ユヴェントス、バルセロナといったクラブが彼の獲得に関心を示しているとされる。ワールドクラスの評価を受ける若き守護神なだけに、各ビッグクラブがイタリア代表GKの動向に注視するのは無理もないだろう。

そんななか、このドンナルンマのミラン退団にはドイツ・ブンデスリーガのドルトムントも大いに注目しているようだ。今季の同クラブはブンデスリーガで46失点を喫したこともあり、夏の移籍市場では新たな守護神探しに動くとされる。市場に出回る優秀なGKの動向は当然気になるところだろう。しかし、彼らが注視しているのはドンナルンマの年俸や移籍金ではないはず。むしろ、彼がどのクラブに移籍するかをじっくり観察するかもしれない。

その理由は、前述したドンナルンマの移籍先候補にある。いずれも各国の有力クラブだけあって、チームにはすでに優秀な正守護神が。チェルシーにはエドゥアール・メンディ、トッテナムにはウーゴ・ロリス、ユヴェントスにはヴォイチェフ・シュチェスニー、バルセロナにはマルク・アンドレ・テア・シュテーゲン。どの選手も実績抜群なだけに、チームがドンナルンマを獲得するとなれば新天地を模索することとなるだろう。そんな、所属クラブを追われることとなりそうな有能守護神たちをドルトムントは狙っている可能性が高いのだ。

「ドンナルンマがミランを退団することとなれば、ドルトムントは歓喜するはずだ。優秀なGKが新天地を求めれば、多くの場合でその夏には守護神のシャッフルが起きる。彼らはその瞬間を待っている。ドンナルンマを獲得しにいくことはないだろうが、彼の動向に注目しているのは間違いない」

独『WAZ』も、ドルトムントの補強戦略についてはこのような見解を示している。はたして、ドンナルンマのミラン退団によって、ドイツの黄色軍団は今夏のGK補強を成功させることができるのか。少し違った観点からも、イタリア代表守護神がどのクラブへ向かうのかには注目したいところだ。

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