浦和レッズ加入となれば起用法はどう変わる? ヨーロッパを離れると明言した酒井宏樹

9年ぶりの日本復帰となるか photo/Getty Images

今季限りでマルセイユを退団

今季の移籍市場で動向に注目が集まっている選手がマルセイユの酒井宏樹だ。昨季はビッグクラブも注目した日本代表選手は、各メディアにて日本への復帰が噂されている。来シーズンはどのクラブでプレイするのだろうか。

そんな酒井は自身のSNSにてヨーロッパを離れる旨を報告。「僕はヨーロッパを離れ、マルセイユでの夢に終止符を打つことを決めました」とフランス語で綴っており、日本復帰への可能性を広げている。

Jリーグのクラブで噂が上がっているのが浦和レッズだ。フランスの各メディアで名前が出ており、可能性としては一番高いだろう。もし浦和へ移籍となった場合、酒井はどのポジションで起用されるのだろうか。
主戦場となっているのは右SBだ。日本では柏レイソル時代に高速クロスを武器にしてSBからアシストを量産した。欧州移籍後は対人の強さを活かしてCBでもチームに貢献した。現在の浦和は、右SBは西大伍や宇賀神友弥が務めている。CBは槙野智章と岩波拓也がフル出場を続けており、トーマス・デンもけがから復帰。彼らとのポジション争いに割って入る形となるだろう。

CBにおいては槙野や岩波、デンといった選手の控えに若い選手たちが揃っているものの、即戦力というわけにもいかないだろう。外国人選手の補強の噂もあるが、CB起用もオプションの1つとして考えられるだろう。

右SBは現状で西が出場を続けている。開幕頃は西の離脱もあり、宇賀神が務めていたが本職は左SBだ。酒井の獲得となれば右SBでの起用がメインと考えられる。また西は右SBながら試合中に中央でボールタッチをする機会が多い。足元の技術とサッカーIQの高い彼ならボランチでの起用もあり得る。浦和のボランチには阿部勇樹や柴戸海を筆頭に攻守のリンクマンとなる選手が多いため、足元の技術に優れる西の中盤起用を行うためにも酒井を右SBへ固定する方針もあるかもしれない。

9年ぶりとなる日本復帰で赤いユニフォームに身につける可能性が高まる酒井。リカルド・ロドリゲス新監督の下、進化を続ける浦和に酒井が欧州での多くの経験を還元することができるのだろうか。

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