昨季は1975分も中盤を制圧 リヴァプール復活のカギは“アンカー”にあり

リヴァプールの守備に欠かせぬファビーニョ photo/Getty Images

ファン・ダイクの復帰からセンターラインの固定を

昨季のプレミア制覇から一転して厳しいシーズンを過ごした今季のリヴァプール。

来季はマンチェスター・シティから王座奪還を狙うことになるが、そのためのカギはどこにあるのか。

ポイントの1つは、やはり長期離脱しているDFフィルジル・ファン・ダイクだろう。今季のリヴァプールはファン・ダイクの離脱からプランが大きく狂うことになり、その穴埋めに苦労させられた。
中でも影響を受けたのがファビーニョだ。昨季は守備的MFとして奮闘したファビーニョだが、今季はファン・ダイクの離脱を受けてセンターバックに入る機会が増加。センターバックもこなすことは可能だが、やはりファビーニョが中盤の底から抜けるダメージは大きい。ファビーニョがもう1人いればと思ったサポーターも少なくないだろう。

昨季のファビーニョはリーグ戦にてアンカーの位置で1975分間プレイしているが、今季は810分に留まっている。ファビーニョが中盤の底にいてくれれば、中盤のチアゴ・アルカンタラやジョルジニオ・ワイナルドゥムといった選手たちをもっと攻撃に専念させることができたはず。

来季のカギはファン・ダイクの復帰と、それに伴うファビーニョのアンカー固定だろう。このセンターラインが固まれば、安定した守備を軸にマンCへ勝負を挑むことが可能になってくるはず。

今やファビーニョはリヴァプールの心臓と言っていい存在であり、ファビーニョのアンカー固定により攻撃もスムーズに動き出すのではないか。新戦力の補強以上に、ファン・ダイクとファビーニョのフル稼働がカギとなりそうだ(数字は『WhoScored.com』より)。

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