あえて動かないという選択 マウントの巧みな間のつくり方から生まれた先制点

先制点の起点となったマウント photo/Getty Images

カイ・ハフェルツのゴールをアシスト

チェルシーはプレミアリーグ第34節でフラムと対戦し、2-0で勝利した。この試合で先制点となったカイ・ハフェルツのゴールシーンで、アシストしたメイソン・マウントの巧みなプレイが得点へと結びついた。

試合は10分、DFからのロングボールに反応したマウントがハフェルツの足元へパスを送る。するとハフェルツはキーパーとの1対1を落ち着いて流し込み先制点を決めた。

このシーンでマウントはロングボールを受けようとするときに、裏へ抜け出してそのままゴールへと向かっていこうと考えたかもしれない。しかし、ボールがそこまで伸びないと判断したマウントは、あえて動きをストップし、巧みな技術でボールをコントロール。そのまま動きを止めて、左から走り出していたハフェルツに絶妙なパスを送ってゴールへとつなげた。

一見簡単なシーンにも見えるが、マウントの一瞬の判断や卓越したボールコントロール。さらには、自ら動きを止めて間をつくり出すなど多くの高い技術が合わさったアシストだった。

その後追加点を奪って2得点で勝利したチェルシー。マウントの巧みな間をつくるプレイからのゴールが、試合展開を楽にさせた。

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