間受けの達人マルコス・ジュニオール 超攻撃的サッカーを操る司令塔

前線で輝きを放つマルコス・ジュニオール photo/Getty Images

攻守に渡る貢献度の高さは計り知れない

アンジェ・ポステコグルーが監督に就任して4年目となった横浜F・マリノス。今季はここまでリーグ戦7勝3分1敗で4位とまずまずの好成績を残している。監督の志向する攻撃的なパスサッカーがより深みを増しており、総得点は23点と首位川崎に次ぐ高い攻撃力を見せている。その中でも突出した攻撃性能の高さを見せているのがマルコス・ジュニオールだ。

2019年にECヴィトーリアから加入したマルコスは加入初年度からエンジン全開の15得点を決め、チームメイトである仲川輝人と共に得点王に選出された。

彼の特長は両足で蹴れる精度の高いキックや巧みな足技から繰り出されるドリブル、スペースを見つける視野の広さと多岐にわたる。今季はここまで2ゴールと数字としては物足りないが、彼の攻守に渡る貢献度の高さを見れば試合に出さない理由はないだろう。

3得点快勝となったFC東京戦ではトップ下での先発となったマルコスは各方面に顔を出す献身的な動き出しで組み立てを安定させると、前線での高いキープ力を見せて好機を演出。

3点目のシーンではバイタルエリアに顔を出すと、前線のエウベルにスルーパスを供給してその流れからゴールとなった。このシーンのように選手間で受けるプレイが非常にうまいマルコス。また、失わない高いキープ力を持っており、前線で脅威になれる選手である。

また、試合に対する熱量が高い選手であり相手選手とヒートアップする場面も見られるが、そのむき出しの闘志に魅了されたファンも少なくないだろう。

今後も攻撃的サッカーを牽引するマルコスの活躍から目が離せなくなりそうだ。

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