ビッグ6も上等の“ビエルサスタイル” 恐れを知らぬ昇格組はトップ10入りも現実に

指示のスタイルも独特なビエルサ監督 photo/Getty Images

リーグ戦で6試合負けなし

今季のプレミアリーグは史上初となる9チームが首位を経験するなど、例年にはない混戦模様を極めてきた。そんなシーズンで昇格組ながら奮闘をみせてきたのがリーズ・ユナイテッドである。

2018年に監督に就任したマルセロ・ビエルサのもとで2003-04シーズン以来となるプレミアリーグ復帰をはたした今シーズン。アルゼンチンの鬼才が仕込んできた選手たちが豊富な運動量を武器にインテンシティの高いサッカーで見る者を楽しませてきた。

マンツーマンDFを基本とする守備のスタイルは、ここまでリーグ15位の50失点を喫するなどその戦術ゆえのは粗さは目立つものの、攻撃面ではリーグ8位の50得点を記録している。“打ち合い上等”と呼べるその積極果敢なビエルサのスタイルでここまでのプレミアリーグを戦い抜いてきた。

かつてはハリー・キューウェルやマーク・ビドゥカ、のちにマンチェスター・ユナイテッドへ移籍したリオ・ファーディナンドなどのタレントを擁し“ヤングリーズ”と讃えられた。現在はイングランド代表に定着したカルバン・フィリップスやチームトップの14ゴールを挙げるパトリック・バンフォードなどを中心に全員で戦い抜く姿勢をみせている。

そのスタイルは戦力で上回る“ビッグ6”を相手にしても恐れることはない。第28節でチェルシー相手に引き分けたのを皮切りに、第31節にはジョゼップ・グアルディオラ率いる首位のマンチェスター・シティに2-1で勝利。続く第32節にも昨季の王者であるリヴァプールから勝ち点1を奪うことに成功した。

そして、4月25日に行われた2位のマンU戦では90分間にわたり相手を追い続け0-0のドローに持ち込みまたもや勝ち点を奪取。これでリーグ戦で6試合負けなしをキープし暫定ながらリーグ9位と一桁順位につけ躍進を続けている。この調子を維持すればこのままフィニッシュすることも十分可能だろう。

かつてはチャンピオンズリーグで欧州を席巻し、下部リーグへの降格を経てプレミアリーグの舞台に返り咲いたリーズ。ビッグクラブにも臆することがないビエルサ率いるチームがこの勢いで10位以内を達成できるのかは注目したい。

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