ケインに次ぐ“No.2”の座が危険に 悩める若きストライカーの気になる今後

チェルシーで飛躍したいエイブラハム photo/Getty Images

周囲の若手が結果を残す中でもがくFW

今やイングランド代表はすっかり若手が主役となった。今夏のEURO2020でも優勝候補の一角に挙げられているが、若手の充実度では欧州でも1、2を争うレベルにある。

特に今季はマンチェスター・シティMFフィル・フォデン、アーセナルMFブカヨ・サカ、チェルシーMFメイソン・マウントら若手が急成長。すでにドルトムントで活躍しているFWジェイドン・サンチョやMFジュード・ベリンガムも含め、彼らは代表でも主役になれる実力者だ。

その一方で、今季伸び悩んでしまった者もいる。心配なのが、チェルシーFWタミー・エイブラハムだ。
昨季はリーグ戦で15得点を挙げるなど一定の結果を残し、代表メンバーにも選出。代表戦の方でも得点を記録しており、EUROではトッテナム所属FWハリー・ケインに次ぐ2番手になれると期待されていた。

ところが、今季はティモ・ヴェルナーやカイ・ハフェルツの加入もあって出番が減少。リーグ戦でも6得点しか奪えていない。

最近ではベリンガムがNewスティーブン・ジェラード、マウントがNewフランク・ランパードと評されるなど、かつてのレジェンドたちと比較されるケースが増えており、エイブラハムもチェルシーにおけるNewディディエ・ドログバのようなストライカーになってほしいところ。しかし、今季はその成長にブレーキがかかった印象だ。

国内ではエヴァートンFWドミニク・カルバート・ルーウィンが急成長するなど、ストライカーの序列は変わりつつある。エイブラハムもこのままでは立場が危ういが、2022年に予定されているワールドカップ・カタール大会へアピールしていけるだろうか。

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