大型補強のチェルシーで一番の貢献度 守備に安定感をもたらす新守護神

チェルシーの新守護神となったメンディ photo/Getty Images

今季加入した長身セネガル代表GK

シーズンの前半では低迷するものの、監督交代を機にプレミアリーグとUEFAチャンピオンズリーグで結果を残しているチェルシー。そんなチェルシーを後方から支えているのは今季、チームに加入したエドゥアール・メンディだ。

オフに大型補強を決行したものの、今季前半は守備に安定感に欠いたチェルシー。新守護神として期待されていたケパ・アリサバラガは精彩を欠き、ミスから失点を重ねる機会も少なくはなかった。

そんなチェルシーがプレミア開幕後に獲得したのがメンディだ。第4節のクリスタル・パレス戦で新天地デビューを果たすと安定したパフォーマンスを披露。すぐに定位置を確保した。
197cmと長身だが、俊敏性や敏捷性の高いGKで身体能力を活かしたプレイでゴールを死守する。キックの精度も高く現代のGKに必要なスキルを持っている。

メンディはプレミア初挑戦で「14」試合で無失点を記録。セーブ数は「46」とそれほど多くないものの、クリーンシートした試合数ではマンチェスター・シティのエデルソン・モラレスに次ぐ2位タイの記録となっている。

また準決勝に進出したUEFAチャンピオンズリーグでも、10試合中クリーンシートはなんと「7」。守備陣に安定感をもたらし、欧州の舞台でもチームに大きく貢献している。

今季、初のプレミアで存在感を発揮しているメンディ。チェルシーのGKの課題を彼が解決した。今季は途中で監督が交代するシーズンとなってしまったが、FAカップでも決勝に進出して2冠も狙える位置にきた。メンディの貢献なしでは、ここまで登り詰めることはできなかっただろう。

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