バイエルンの左サイドを完封したフランスの才能 ここで一気にブレイクか

大一番で輝きを放ったダグバ photo/Getty Images

フロレンツィの負傷もあり、先発出場となったダグバ

チュポ・モティングに得点を許したものの、最後まで緊張を解かなかったパリ・サンジェルマンのディフェンスライン。守護神を務めたケイロル・ナバスやマルキーニョスの代わりとしてセンターバックを務めたダニーロ・ペレイラと素晴らしい選手が多かったが、バイエルン・ミュンヘンの強力なウインガーを抑え続けた両サイドバックはその中でも素晴らしい活躍だったと言える。特に右サイドバックを務めたコラン・ダグバはこの大一番で素晴らしい堅守を披露した。

2016年にパリのBチームに加入したダグバはその活躍が評価され、その2年後にトップチーム昇格を果たしている。しかし、それほど出場機会は得られておらず、今季もリーグ戦11試合に先発出場。9試合途中出場と新監督であるマウリシオ・ポチェッティーノになってから少し出場機会が増えたが、立ち位置的にはアレッサンドロ・フロレンツィの控えというのが実情であった。

だが、ダグバはそのフロレンツィの負傷離脱やレベルの高い守備を買われてバイエルンとの2連戦で先発の座を勝ち取った。

この試合で対面したキングスレイ・コマンは欧州トップクラスのウインガーだったが、決定的な仕事をさせず、サイドからの攻撃をシャットアウトすることに成功していた。また彼の抜かれない守り方は、コマンからすれば非常にやりにくかったはずだ。ダグバがファーストディフェンダーとして時間を稼いで、サポートが来るのを待ち、ドリブルのコースを消していた。更にタックル成功数「5」回、インターセプト数「3」回とボール奪取に長けており、バイエルンの左サイドを機能停止に追い込んだのは彼の存在が大きいだろう。また、俊敏性を生かしたドリブルも健在で、攻守両面での活躍が光った。

このようにパリのベスト4進出に大きく貢献したダグバ。このバイエルンとの2戦で大きく成長した選手の一人と言える。フロレンツィはすでにチームに戻ってきており、次節で指揮官がどちらをファーストチョイスにするのか非常に気になるが、ダグバのこの試合のパフォーマンスを見ると、負けていないのではと考えてしまう(データは『WhoScored.com』より)。

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