“偽9番”が浸透しつつあるマンC ストライカーを補強しない選択肢

得点を決めるギュンドアン。ストライカーがいなくてもマンCの得点力は高い photo/Getty Images

ストライカー獲得の噂は上がっているが……

今季好調をキープしているマンチェスター・シティだが、例年との違いがあるとすればストライカーの不在だろう。大黒柱であるセルヒオ・アグエロは故障や新型コロナウイルスの影響から満足な出場機会を得られておらず、来季も不透明となっている。ガブリエウ・ジェズスは点を取るというよりは、他での貢献が大きく得点源とは呼べないだろう。そうなれば来季のストライカー獲得は至上命題なのだが、今季のマンCはベルナルド・シウバやケビン・デ・ブライネをトップにおいた偽9番のスタイルでここまで結果を出している。その場合、来季のストライカー獲得はあるのだろうか。
 
英『Sky sports』はサウサンプトンのダニー・イングスをリストアップしたと報じている。2019-20シーズンには22ゴールを挙げており、得点力は申し分ない。2回と数は少ないが今季ここまでPKを100%決めており、プレミア王者に不足している確実に決めてくれるPKキッカーの存在は大きい。守備にも貢献できるタイプなのもポイントが高い。年齢も28と中堅であと3、4年は計算でき、そうなればアカデミーで輝くリアム・デラップまでのつなぎとして考えれば悪くない獲得なのかも知れない。
 
イングスに関しては上記の通り評価が高く、良いストライカーなのは間違いない。だが今後のマンCにストライカーは必要なのだろうか。これまでのマンCの攻撃スタイルは前線の選手が流動的にポジションを入れ替えて前にスペースを作り、そこに飛び出し得点を挙げるパターンが主だ。となると、前に居座ることの多い9番タイプはそのスタイルの邪魔になってしまう可能性がある。イングスに流動的な役割を背負わせるプランもあるが、これまでに培った能力とは全く別のものを要求することになり、理にはかなっていない。そうなれば、シウバのようなタイプを補強したほうがいい。
 
名将ジョゼップ・グアルディオラ監督のもと、従来とは違うプレイスタイルで白星を挙げているマンC。今後の彼らの動向から目が離せない。

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