得点増の秘訣は“黄金コンビ”にアリ アトレティコの攻撃を支えるホットライン

今季のアトレティコで素晴らしいコンビネーションを披露しているスアレス(左)とM・ジョレンテ(右) photo/Getty Images

攻撃強化のキーマンとなった2人

2019-20シーズン、リーガ・エスパニョーラでここまで首位を走るアトレティコ・マドリード。これまでは長く堅守速攻のサッカーを信条としていたディエゴ・シメオネ監督だが、今季の彼らはポゼッションのエッセンスも取り入れることで得点数が増加。現在は26試合消化時点で、早くも50得点(リーグ2位)を記録している。昨季はシーズンを通して51得点だったことを考えれば、大きな進歩と言えるだろう。元来の強みである守備に、厚みのある攻撃力も手に入れたことで、彼らは2013-14シーズン以来となるリーグ制覇が手に届くところまで近づいている。

そんなアトレティコの攻撃陣を支えるのが、昨夏新たにチームへ加わったFWルイス・スアレスだ。ここまで得点ランキング2位となる18得点を記録している彼の働きが、今季のアトレティコにとって大きいのは言うまでもない。単純な得点数だけでなく、30.51%という高いシュート決定率も彼の評価が高い理由のひとつだ。昨季限りで前所属のバルセロナを無念の退団となったが、いまだスアレスは自身が世界最高峰のストライカーであることを証明し続けている。

しかし、そんなスアレスをサポートする男の尽力も忘れてはいけない。その男とは、中盤や1.5列目の位置からチャンスを提供するMFマルコス・ジョレンテだ。今季は離脱者が出た影響から様々な役割を任されている同選手だが、スアレスと近い距離のポジションに入ったときのコンビネーションは絶品。実は同選手、今季記録している8アシストのうち4つがスアレスに供給したものなのだ。

現地時間26日に行われたレアル・マドリードとの大一番でも、M・ジョレンテのパスからスアレスは得点を決めている。記録にこそ残らなかったものの、続くアスレティック・ビルバオ戦でスアレスがPKを獲得した場面でも、最後にボールを供給したのはM・ジョレンテだった。今季大幅に得点力をアップさせているアトレティコにおいて、この2人は最も重要なホットラインと言っていいだろう。

加えて、今季スアレスが記録している2アシストも、その両方がM・ジョレンテへ供給したものというのだからおもしろい。2020-21シーズン、快進撃を披露するアトレティコに欠かせぬ黄金コンビ。各ポジションで様々な選手が躍動している今季の赤白軍団だが、そのなかでもこの2人が放つ輝きは一層強い。はたして、そんなスアレスとM・ジョレンテのコンビは残り試合であとどれだけのゴールを生み出すか。これにはひとつ注目したいところだ。

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