モウリーニョが二度のラブコール ヴィオラの若手DFの実力は

パルマ戦では得点も決めたミレンコビッチ photo/Getty Images

今季はここまで24試合に出場

フィオレンティーナのDFニコラ・ミレンコビッチに注目が集まっているようだ。トッテナム、マンチェスター・ユナイテッド、リヴァプールといったプレミアの強豪が来夏の獲得に動き出していると伊『Calciomercato』が報じている。

特にトッテナムを率いるジョゼ・モウリーニョ監督は、マンチェスター・ユナイテッド時代にも彼の獲得を画策しており、今回で二度目となる。トッテナムにはトビー・アルデルヴァイレルトやダビンソン・サンチェスらがいるものの、彼らのパフォーマンスに満足しておらず、ミレンコビッチを守備陣のリーダーとしてチームに加えたいようだ。

そんなミレンコビッチはまだ23歳と若いにも関わらず、右センターバックとしてスタメンに定着。一昨季から30試合以上に出場するなど離脱も少なく、監督としては計算しやすい選手だ。
身長195cmと大柄だがその体格に似合わずスピードも兼ね備えており、先日のパルマ戦では右ウイングバックとして先発を果たしたケビン・マルキュイの間を何度も狙われたが、持ち前のスピードを生かして事なきを得ている。更に昨季は5ゴール、今季はここまで3ゴール1アシストとチームに貢献しており、パルマ戦ではセットプレイから鮮やかなボレーシュートを放つなど、攻撃センスも持ち合わせている。

しかし、足元の技術には少し不安が目立つ場面も見られた。前線に高精度のフィードを供給したかと思えば、自陣でボールロストするなど安定性に欠けている。ハイプレスが主流となっているプレミアリーグでは、苦戦を強いられるかもしれない。

ミレンコビッチのチームとの契約は残り1年となっており、契約延長の話は出ていないようだ。来季は低迷が続くチームを去るのか、自分を評価してくれるモウリーニョの元へ旅立つのか、彼の選択に注目が集まる。

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