イングランドはEUROに“17歳”を連れていくべきか 悩ましい中盤の構成

すでにA代表招集経験もあるベリンガム photo/Getty Images

ベリンガムを選出すべきか

近年、将来有望な若手が多数頭角を現し、新たな黄金時代の到来を予感させるイングランド代表。ロシアW杯でベスト4入りを果たしたメンバーとここ数年で頭角を現した若手の融合が進んでいる彼らは、6月に行われるEURO2020にどんな選手たちを連れていくのか。強豪国復活を印象づけるうえでも、同大会での結果は重要だ。

そんなEUROに向けて、イングランド代表で少し気になるのは中盤のメンバー構成がどのような形になるか。同代表のMF陣はタレント揃い。ジョーダン・ヘンダーソンやメイソン・マウント、ジャック・グリーリッシュ、デクラン・ライス、フィル・フォデンなど、それぞれ異なる特長を持った選手たちが集まっている。はたして、そのなかでサウスゲイト監督は誰を連れていくのか。

おそらく、何人かはすでに当確。グリーリッシュやマウントといった選手たちはチームの攻撃を司る存在となっており、指揮官としては是が非でも連れていきたい存在と言えるだろう。守備的な役割を担う選手が少ないだけに、ライスもEURO行きは濃厚か。ハイレベルなデッドヒートが繰り広げられているものの、彼らこのレースで頭ひとつ抜けた存在と言っていいかもしれない。

となると、残りの椅子は少ない。まだ優秀な選手は多数残っているものの、サウスゲイト監督はある程度の選択を迫られることとなる。EUROでの成績が振るわなければ「あの時あの選手を選んでいれば……」なんて批判も噴出することは免れないだけに、ここは慎重にメンバーを選びたいところだ。

とはいえ、シンデレラボーイとなる可能性のある選手も忘れたくはない。参加国が強豪揃いの欧州勢のみで開催される同大会を勝ち抜くためには、そういった勢いに乗る若手の力も必要になってくることだろう。前回大会で優勝したポルトガル代表におけるレナト・サンチェスのような存在がいるかいないかで、EUROのようなビッグコンペティションにおける結果は変わってくる。

そういったシンデレラボーイとなる可能性も含めて、ドルトムントで活躍するMFジュード・ベリンガム(17)はEUROに臨むイングランド代表うってつけの存在だろう。すでにドルトムントではトップチームの主力となっている同選手。実力は申し分なく、攻守にわたって奮闘できる部分も使い勝手は良い。攻撃型、守備型と比較的プレイスタイルがハッキリしている選手が多いイングランドの中盤において、彼は非常に貴重な存在となれるはずだ。

「サウスゲイトはEUROに向けて、ベリンガムに目を向ける必要がある。ブンデス、そしてCLでの彼はどちらもハイレベルなパフォーマンスを披露していると言っていい。17歳という若さで大舞台を経験しているのはプラス材料。たとえ試合に出る機会がなかったとしても、未来の中心選手にEUROの空気を味わわせることは次世代への財産となる。今季ドルトムントで印象的な活躍を披露している彼を連れて行かない理由はない」

英『talkSPORT』も、このようにベリンガムのイングランド代表選出を強く勧めている。優秀な選手は多いが、次世代のためにもサウスゲイト監督はこの17歳に一度大舞台を経験させておくべきか。悩ましいイングランド代表のメンバー選考だが、指揮官の決断に注目したい。

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