バルサへ来た30歳の名司令塔はどうなる ユーヴェとのトレードは失敗だったか

バルセロナで苦戦するピャニッチ photo/Getty Images

トレードで得をしたのは……

昨夏の移籍市場では、バルセロナとユヴェントスの間で大きなトレードがあった。バルセロナのMFアルトゥール・メロがユヴェントスへ、ユヴェントスのミラレム・ピャニッチがバルセロナへトレードされたのだ。

ここまでの起用法などを見ると、このトレードで得をしたのはユヴェントスの方だろう。アルトゥールは今季セリエAで748分間プレイしているが、ピャニッチの方はリーガ・エスパニョーラにてその半分ほどの387分間しかプレイしていない。年齢もピャニッチが30歳とベテランの領域に入っているのに対し、アルトゥールは24歳と若い。まだ伸びしろがあり、アンドレア・ピルロの下で飛躍する可能性も大いに考えられる。

バルセロナでは相変わらずセルヒオ・ブスケッツの存在が大きく、オランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングも欠かせない。ピャニッチは2人の牙城を崩すことが出来ず、出番はかなり限定されている。若手のペドリ、リキ・プッチらも注目を集めており、ピャニッチの存在感はすっかり薄くなってしまった。

ユヴェントスで出番が増えつつあるアルトゥール photo/Getty Images

年齢的にもユヴェントスの方が得をしたか

アルトゥールの方は24日のボローニャ戦でセリエA初得点を記録するなど、本人も手応えを掴みつつあるはず。ピャニッチの方は移籍してから得点もアシストもゼロとなっており、明らかに上手くいっていない。

移籍情報サイト『Transfermarkt』の市場価値データも下落しており、昨年3月時点で6500万ユーロだったピャニッチの価値は現在4000万ユーロまで落ちている。年齢を考えても、ピャニッチを高額な移籍金で売却するのは簡単ではないだろう。バルセロナにとっては痛いトレードだったか。

後半戦で挽回する可能性もゼロではないが、ピャニッチはトップクラスのMFであることを証明できるのか。ユヴェントスでは絶対的な司令塔だった名手は苦しい時間を過ごしている。

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